同人誌評・2014年

2013年分2012年分2011年分2010年分2009年分
2008年分2007年分(1~5月なし)2006年分(11・12月なし)2005年分(7月から)


「図書新聞」HPの「連載」ページ掲載「同人誌時評」
●「全作家」HPの「文芸時評」横尾和博筆         


「文芸同志会通信」http://bungei.cocolog-nifty.com/より転載
同人雑誌季評「季刊文科」64号=谷村順一氏
親子について
《対象作品》塚越淑行「アル中」(「まくた」284号・横浜市)/若草田ひずる「パン2(ツー)の穴」(「じゅん文学」80号・名古屋市)/加島憲「交差点」(同)/寺山よしこ「雷太とその母」「詩と真実」781号・熊本市)/篠原博人「豚のシッポ」(「九州文学」第26号・福岡県)/中村徳昭「ふけ」「真っ赤なセーター」の2作(「30号」8号・東京都)/奥田紀久男「靴」(「文芸シャトル」80・豊明市)/朝岡明美「モウさんの嫁」(「文芸中部」96号・愛知県)。

投稿者:ひわき  投稿日:2014年12月24日(水)10時01分5秒
「西日本新聞」2014年12月23日(火)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「主人公は女性」
横山令子さん「流れる」(「海峡派」132号、北九州市)、深水由美子さん「埋み火」(第7期「九州文学」28号、福岡県中間市)
「海峡派」40周年記念号より若窪美恵さん「『海峡派』四十周年を祝して」・有馬多賀子さん「月乃雫梅」、「九州文学」より中村弘行さん「慶応三年パリ・佐賀の風が吹いた」(同作は「第21回九州さが大衆文学賞」佳作)
この1年、メーンで取り上げた作品の掲載誌は以下
 3回:「火山地帯」(鹿児島県鹿屋市)
 2回:「九州文学」(福岡県中間市)、「照葉樹」(福岡市)、「海峡派」(北九州市)、「南風」(福岡市)
 1回が11誌

投稿者:ひわき  投稿日:2014年12月 7日(日)10時28分19秒
「週刊読書人」第3067号(2014年11月28日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「ほほづゑ」82号の「特集 世界遺産」より中村禎良(元セントラル硝子社長)「縄文-最古の文化遺産-」
岡村庸子「桜の木の下で」(「民主文学」12月号、支部誌・同人誌推薦作品特集)、風間涼一「犬モノ」(「嵐」17号)
『マヤの一生』(椋鳩十著・大日本図書)
稲葉けいこ「雑踏」(「木木」27号)、黒羽英二「ダイヤモンド婚式に招かれて」(「文芸軌道」10月号)、新井深「中野駅前 宵の口」(「未定」19号)、浅野美子「歌の軌跡」(「火涼」69号)、あぶらたに ともこ「タカラヅカな日々」(「千尋」3号)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年11月29日(土)08時49分0秒
「西日本新聞」2014年11月28日(金)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「条理と不条理」
九州高等学校文化連盟文芸コンクールより九州地区最優秀作は「青い約束」廣津圭那子さん(大分南高校3年)、長崎県の部より最優秀作「帰郷」御所泰隆さん(諫早高校2年)・優秀作「こころカーテン」坂本奈々子さん(長崎北陽台高校1年)、優良作「別れの色」森永歩乃佳さん(猶興館高校2年)
有森信二さん「ぼくのテレビ」(「全作家」94号、東京都)、和田信子さん「花束」(「南風」36号、福岡市)
「河床」34号(久留米市)松原新一さんの追悼号より創刊号掲載の「『河床』の人びとへ」と学会講演の「文学五〇年」を再掲載、
「南風」より紺野夏子さん「暖炉」・渡邊弘子さん「龍造(絆篇)」、「飃」97号(山口県宇部市)より内山博司さん「おくのほそ道に遊ぶ」、「草茫々通信」7号(佐賀市)は一部「『平凡』の中身-岩橋邦枝の文学・二部は「6号『片島紀男の仕事』はどう読まれたか」

投稿者:ひわき  投稿日:2014年11月 8日(土)14時05分27秒
「週刊読書人」第3063号(2014年10月31日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「俳句史研究」21より鈴鹿仁「鈴鹿野風呂・父と俳人」
「江古田春秋」8号より特別インタビュー「瀬戸内寂聴」
永栄啓伸「夢の回廊」(「獏のあしあと」8号)、伊藤文子「木の力」(「ほほづゑ」81号)、「随筆 遍路宿」203号より安堂富美子「小さな出来ごと」・宮田夏「猫の土産」・武田幸栄「座右の銘”明日ありと思うな”」・原卓二「一行日記」
創刊エッセイ同人誌「玉繭」より伊勢田史郎「春の愛しみ」
金山嘉城「親父」(「青磁」33号)、佐伯恵子「フェアリー・アイ」(「土曜文学」9号)、飯野昇子「自然農の学び」(「女人随筆」133号)、沢崎元美「只野家の庭」(「全作家」95号)、伊藤由香子「七六四号例会記(東京)」(「VIKING」765号)

投稿日:2014年10月31日(金)15時51分6秒
「西日本新聞」2014年10月29日(水)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「重層性」
深田俊祐さん「かんべぇー」(「ガランス」22号、福岡市、梓書院)、藤代成美さん「魔女に還る」(「照葉樹」第二期6号、福岡市)
「火山地帯」179号(鹿児島県鹿屋市)より佐藤文男さん「花ちゃんの赤い弁当」・立石富生さん「会いに行く」、「詩と真実」784号(熊本市)より吉井惠璃子さん「不知火」、古岡孝信さん「永い闘いの日々」(「二十一せいき」25号、大分市)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年10月16日(木)15時50分52秒
「三田文學」第93巻 第119号・夏季号・2014.11.01発行
鼎談「新 同人雑誌評」伊藤氏貴氏・水牛健太郎氏・浅野麗氏
《今号で取り上げられた作品》
高橋亮「工場は、なんてすばらしいだろう!」(「米子文学」65号、鳥取県境港市)/山本文月「サンクチュアリ」(「ぱさーじゅ」30号、大阪市北区)/藤田みち「夏の峰」(「湧水」56号、東京都豊島区)/阿部千絵「夜の底」(「彩雲」7号、浜松市北区)/木戸博子「訣別」(「石榴」15号、広島市安佐北区)/朝岡明美「モウさんの嫁」(「文芸中部」96号、愛知県東海市)/各務麗至「おぼろづき」(「戞戞」63号、香川県観音寺市)/善積健司「タコ焼き買いに」(「あるかいど」52号、大阪市阿倍野区)/キム・リジャ「紙紐」(「ルーチェ」8号、三重県四日市市)/桂城和子「待つ女」(「グループ桂」70号、神奈川県鎌倉市)/山田文昭「踊る内視鏡」(「樹林」593号、大阪市中央区)/とうやまりょうこ「他人」(「孤帆」23号、横浜市西区)/小堀文一「湖畔落日」(丁卯」35号、埼玉県桶川市)/齊藤澄子「秘めごと」(「飛行船」15号、徳島県徳島市)/三澤章子「四つ葉のクローバー」(「橡」15号、群馬県伊勢崎市)/秋月ひろ子「観覧車の見える場所」(「小説家」140号、千葉県佐倉市)/森ゆみ子「迷妄の園」(「たまゆら」95号、滋賀県東近江市)/須藤薫子「クロッシング・ゲート」(「飢餓祭」39号、神戸市灘区)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年10月14日(火)09時08分42秒
「週刊読書人」第3059号(2014年10月03日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
小池勇『ボート屋の手賀沼歳時記』(たけしま出版)、「法政文芸」10号より勝又由華「二十一時、ナースステーションへ」
「流浪」1号より薪田あお「遠望」
大森政市「乗馬クラブ「郷」(ごう)誕生記」(「ペン」9号)、中山みどり「金華山の見える街」(「連用形」34)、戸田鎮子「創刊二十周年の『じゅん文学』」(「中部ペン」21号)、潮田征一郎「聞こえなくなる」(「季刊午前」50号)、福島昭午「ヘラクレスは来なかった」(「人間像」184号)
<以上、俳句省略>

投稿者:ひわき  投稿日:2014年10月 2日(木)12時01分42秒
「毎日新聞」西日本地域版2014年09月21日(日)朝刊「同人誌季評」<小説>7~9月古閑章氏筆
題「農の希望 現実凝視の迫力と強さ」
矢和田高彦・三好哲彦「山羊のいる風景」(『文芸山口』第315号)、有森信二「白い翳」(『海』第12号)、吉武慈操「農業の機械化農業化がもたらしたもの」(『群青』第15号)
立石富生「じいじ、海へ」(『火山地帯』第178号)
納富泰子「蛇苺の紅」(「KORN」第3号)、野上佐和子「呪縛」・潮田征一郎「聞こえなくなる」(『季刊午前』第50号)、高岡啓次郎「断崖」(『海』第12号)、諫山男二「棄民」(『群青』第15号)、柳原忠行「暗い海」・樋渡喜美子「七番ホーム」(『佐賀文学』第31号)、あびる諒「エロ仏陀」・志垣功「チョコ」(『詩と真実』第782・783号)、木島丈雄「おれは翌朝旅だった」(『九州文学』第26号)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 9月30日(火)08時14分18秒
「西日本新聞」2014年09月30日(火)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「切ない物語」
貴田馨さん「レモンティの向こうには」(「九州作家」128号、北九州市)、納富泰子さん「蛇苺の紅-愛しい人たち・断片-」(「KORN コルン」3号、福岡市)
「九州文学」第七期27号(福岡県中間市)より阿賀佐圭子さん「白蓮-燁子の生涯」・由比和子さん「前原宿応接異聞」、「周炎」54号(北九州市)より山村律さん「お爺捨て山」・若杉妙さん「ちゃんぐりん わっしょい」・暮安翠さん「カリブ島の二日」

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 9月11日(木)07時44分24秒
「週刊読書人」第3055号(2014年09月05日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
須貝光夫「再び霊鷲山に佇つ」(「コブタン」37号)、大木戸甫碵(まさひろ)「安保物語…氷雨降りしく羽田空港店…」(「月水金」38号)
「群系」33号「昭和戦前・戦中の文学」特集より長野克彦「地動海鳴(その5)」、「渾」80号「音」特集より藤井徳子「絵手紙の福音 おたふく」
「微燈」復刊準備号
稲垣友美「小説・土曜日の足音」(「象」79号)、武田久子「青い海が道連れ」(「スクランブル」29号)、西芳寺静江「ジョーゼット成人式」(「水晶群」67号)、牛嶋恵子「夏の夜空」(「れもん」26号)、今村有成「ダンケルク」(「詩と真実」8月号)

「季刊文科」第63号 同人雑誌季評・谷村順一氏
2014年9月 8日 (月)付、「文芸同志会通信」より転載いたします。
字江敏勝「亡者の辻」(「VIKING」761号・和歌山県)/値場至「豆腐屋のラッパ」(「私人」第80号・東京)/鬼頭秀夫「夢の向こう」(「じゅん文学」第79号・名古屋市)。

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 9月 1日(月)11時01分37秒
「西日本新聞」2014年08月29日(金)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「思い重なる言葉」
吉貝甚蔵さん「失われるものたちへ」(「季刊午前」50号、福岡市)特集「短歌から創る」のうちの1編
はたけいすけさん「あしたは 晴れている」(「海峡派」131号、福岡県北九州市)
『響きあう運動つくりを 村田久遺稿集』(同編集委員会編、海鳥社)より「大企業の向こうずねを蹴る」、「ほりわり」28号(福岡県柳川市)の第2回長谷健作文コンクール入賞者は待鳥維吹さん・えがしらはなさん・木下愛未さん
古岡孝信さん「じゃ、ばいばい」(「二十一せいき」24号、大分市)、「季刊午前」創刊50号記念号企画「二〇〇〇字特集」より欅わたるさん「哀しさは」・椎窓猛さん「文学的先輩北川晃二師の恩情」、さとうゆきのさん「無言館をたずねて」(「海峡派」)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 8月19日(火)08時25分44秒
「週刊読書人」第3051号(2014年08月08日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
吉田洋三「再び芸術論について」(「播火」91号)
季刊「船団」101号(代表 坪内稔典)
庄司真希「シャンプー、千円」(「麦笛」15号)、「宮古島文学」10号より市原正直「平良好児句集管見」、玉井五一「花田清輝頌」(「Q文学」5号)
渡辺厚子「吉本隆明の猫」(「竪琴」73号)、坂本紀美子「こころもよう」(「佐賀文学」31号)、岩瀬もと子「いえぼこりゅうじん」(「遍路宿」202号)、小南武郎「残照の海」(「札幌文学」81号)、内田征司「月に染まる町」(「詩と真実」781号)、田中青「次郎337日」(「飢餓祭」39集)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 8月 1日(金)11時46分11秒
「西日本新聞」2014年07月31日(木)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「69年目の夏」
立石富生さん「じいじ、海へ」(「火山地帯」178号、鹿児島県鹿屋市)、西村敏通さん「私の中に潜む夏」(「飃」96号、山口県宇部市)
渡邊眞美さん「砂粒が北斗七星を笑いました」(「龍舌蘭」187号、宮崎市)、いいだすすむさん「少年Sの居場所」(「飃」)
後藤みな子さん「高円寺へ」第5回は「すとろんぼり」(福岡県久留米市)から移り、「イリプス」13号(奈良県香芝市)に発表。

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 7月13日(日)11時17分48秒
「週刊読書人」第3046号(2014年07月04日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
『椎名麟三-自由の彼方で』(椎名麟三生誕一〇〇周年記念号、椎名麟三を語る会発行)より赤城昭世「追悼の想い」、「言語文化」31号(明治学院大学 言語文化研究所発行)より「特集 一九六〇~七〇年代日本映画と世界-どのように見られ、語られたか」・「ベートーヴェン 危機からの創造的秘薬」(エリカ・シューハルト博士講演 樋口隆一通訳)、『SEITO 百人一首 2013』(同志社女子大学発行 NHK出版)
竹内七奈「せつなげな手」(「民主文学」6月号)
秋月ひろ子「観覧車の見える場所」(「小説家」140号)、米本元紀「保田與重郎ノート」(「イミタチオ」55号)、野川義秋「小説 官山」(「農民文学」305号)、浜口潔「沖縄二人旅」(「高知文学」40号)、野中麻世「白いカバンの記憶」(「婦人文芸」95号)城田静香「海から響く声」(「まくた」284号)

「三田文學」第93巻 第118号・夏季号・2014.08.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏・水牛健太郎氏・浅野麗氏
《今号で取り上げられた作品》
橘雪子「川に落ちる雨」(「せる」95号、大阪府東大阪市)/天川眞佐子「冬木立」(「札幌文学」80号、札幌市北区)/朝岡明美「遁走曲」(文芸中部」95号、愛知県東海市)/游川泉「食事を共に」(「箱館文学学校作品二〇一四」19号、北海道函館市)/天見三郎「山王一丁目」(「黄色い潜水艦」59号、奈良県奈良市)/三嶋幸子「さまよえる骨」(「八月の群れ」57号、大阪府三島郡)/中谷美智子「朋子の場合」(「山形文学」103号、山形県山形市)/祖父江次郎「落日の光景」(「季刊作家」82号、愛知県稲沢市)/佐藤綾染「一〇八つ」(「海光」創刊号、北海道函館市)/今野奈津子「炎」(「とぽす」55号、大阪府茨木市)/堀井清「今度の日曜日に」(「文芸中部」95号、愛知県東海市)/三原てつお「無花果」(「樹林」589号、大阪市中央区)/宮本誠一「恢印」(「詩と眞實」777号、熊本市南区)/中嶋英二「埠頭」(「江南文学」67号、千葉県流山市)/水口道子「紅茶と大根」(「あらら」5号、香川県三豊市)/宮崎喜代美「かぞえる」(「九州文学」25号、福岡県中間市)/橋本従子「ベランダの椅子」(同上)

『文藝年鑑 2014』日本文藝協会編 平成26年6月30日発行
概観二〇一三年 「同人雑誌」伊藤氏貴氏筆
木下恵美子「惑いの果て」(「詩と眞實」773号)、米沢朝子「魂魄」(「蒼空」17号)、加地慶子「橋」(「まくた」278号)、高橋陽子「たべごろ」(「せる」91号)、吉田真枝「無灯火」(「詩と眞實」764号)、「30」4号より中村徳昭「産業祭」、「mon」より鶴田菜穂子「ナナフシ」、八重瀬けい「あたしと祖母の四十九日間」(「九州文学」22号)、奥田寿子「女ともだち」(「あるかいど」50号)、夏当紀子「しゃぼん玉みたいに」

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 6月26日(木)08時23分59秒
「西日本新聞」2014年06月26日(木)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「虚実皮膜の間」
山本友美さん「また『サランヘ』を歌おうね」(福岡市、花乱社発行)、小川龍二さん「悔恨-或る下士官の記録から-」(第七期「九州文学」26号、福岡県中間市)
「九州文学」より篠原博人さん「豚のシッポ」・後藤克之さん「あの夏の匂い」、「詩と真実」780号(熊本市)よりまえだかずきさん「リスクの軌跡」・戸川如風さん「貫く愛」

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 6月13日(金)10時57分50秒
「週刊読書人」第3042号(2014年06月06日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
冒頭、吉本隆明が3人で始めた同人誌「試行」連載の「言語にとって美とは何か」に触れる。
青江由紀夫「銀治郎の日記-ガン患者・人工肛門の初体験-」(「海峡派」130号)、倉谷ひろたか「詩篇 月に沈む 二」(「北狄」ほくてき、創刊60周年・366号発刊記念)
『第九回 笠岡市木山捷平文学選奨 平成25年度入賞作品集」
飯田未知「ブルーミング」(「mon」4号)
「野の風」創刊号よりいそのかみときこ「神様との一夜」
田辺順子「ちいさな命へ」(「女人随筆」132号)、桜井信夫「失意の人、失意の地 三浦綾子「塩狩峠」への旅」(「ペガータ」14号)、豊田マユミ「暮れの大嵐」(「ぱさーじゅ」30号)、大森捷二「同人雑誌作家応援事業」(「四国作家」46号)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 5月28日(水)08時45分46秒
「西日本新聞」2014年05月28日(水)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「祈り」
正田吉男さん「放牛往還記(五)地獄湯」(「詩と真実」779号、熊本市)、寺井順一さん「天の瑠璃」(「西九州文学」35号、長崎市)
「西九州文学」より浦川ミヨ子さん「親指」・居原木咲子さん「光る海」・徳永絹代さん「山田かんさんのこと『須臾(しゅゆ)の旅まに』」
「敍説」Ⅲ期、11号(福岡市、花書院)の特集「近代小説と黒田藩」
「草茫々通信」別巻(佐賀市)「美しい仕事 追悼・細川章」には横尾多久市長・河野信子さん・田中道雄佐賀大名誉教授が追悼文

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 5月16日(金)11時15分35秒
「週刊読書人」第3038号(2014年05月09日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
渡邊久美子「うすあかり」(「あらら」5号)、勢陽本覚寺・釈恵照「天竺記」
「ほほづゑ」79号「特集 日本の食文化」より座談会、川俣時子「猫とわたくし」「短歌 猫の歌」(「北斗」604号)
創刊号2誌から「いづみ」より今日あした「散歩のつれづれ」、「ムジカ」より葛原りょう「カルマ、舞う」
三田村博史「詩 自立」(「文芸中部」95号)、大塚由香里「愛媛に嫁入り!」(「アミーゴ」71号)、吉田真枝「無灯火」(「全作家」93号)、熊谷直之「セカンドライズ」(「ふくやま文学」26号)、松村良「世代的文学史の終わりとハルキ・ワンダーランド」(「近代文学合同研究論集10号)

「季刊文科」第62号2014年4月28日発行「同人雑誌季評」
谷村順一「二人誌の魅力」
「30」(7号 東京都江東区)より中村徳昭「福井青果主人」・石田出「単位屋さん」、「半月」(第2号 山口県)より錺雅代「庚申(こうしん)の松」「捜しもの」・瀬戸みゆう「あの日」
●〈同人雑誌から〉
「書き続けて四十年、その先」石井利秋、「同人歴半世紀」今村有成(「詩と眞實」編集・発行)
●同人誌からの転載は以下
「母の家出」向山タヱ子(「文ノ楽」14号より)、「つけぶみ」森岡久元(「姫路文学」127号より)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 5月 1日(木)09時13分21秒
「西日本新聞」2014年04月30日(水)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「介護現場の女性」
渡邊弘子さん「鳥と話す日」(「南風」35号、福岡市)、岬龍子さん「間(あわい)」(『紅雨』、花書院)
「群青」15号(福岡県宗像市)より大垣堅太郎さん「夢語り」・諫山男二さん「棄民」・岩井英司さん「『永遠の0』小説と映画と私の場合」・今村亮さん「マンザナー巡礼画家 ヘンリー福原」・川田一さん「他人史 川地伝」
船越節さん『霊視の刻(とき)』(九州文学社)

投稿者:にいな 投稿日:2014年 4月17日(木)21時28分14秒
「毎日新聞」西日本地域版2014年03月22日(土)朝刊「同人誌季評」<小説>1~3月古閑章氏筆
題「原点」
同人誌の在り方を問う。「何のために作品を書くのかという初発の志」について述べる。
個々の小説作品の紹介は、波佐間義之「加熱炉」、小河原範夫「真帆の挑戦」などがあげられている。

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 4月12日(土)15時22分54秒
「週刊読書人」第3034号(2014年04月04日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「ずいひつ 遍路宿」より金子玲子「心の宿遍路宿ありて」・斉藤久代「二百号おめでとうございます」・高木白
「脈79号 特集 吉本隆明と沖縄」より吉田純「伊豆の土肥海岸にて奥さんと」「谷中の路地で思索中」・比嘉加津夫「吉本隆明にとっての沖縄」
小野田潮「一枚のレコード」(「同時代」35)
山本玲子「石狩の牧場のバタークッキー」(いわての文芸誌「天気図」12)、北原政典「花と月」(「詩と真実」776号)、大原正義「雲、流れる」(「日曜作家」5号)、しん・りゅうう「蛾と、金魚と、」(「山形文学」103)

「三田文學」第93巻 第117号・春季号・2014.05.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
《今号で取り上げられた作品》
盛岡久元「つけぶみ」(「姫路文学」127号、兵庫県姫路市)/朝岡明美「カプチーノをもう一杯」(「文芸中部」94号、愛知県東海市)/川村道行「ここが世界の中心」(「AMAZON」462号、兵庫県尼崎市)/錺雅代「庚申様の松」(「半月」2号、山口県大島郡)/神盛敬一「森の小道で」(「港の灯」6号、神戸市北区)/菅原治子「「可奈子さん」」(「婦人文芸」94号、東京都品川区)/野中麻世「紙人形」(同上)/平井文子「風の中の熾火」(「まくた」282号、横浜市戸塚区)/曽口十土「クピドに噛まれる」(「mon」3号、大阪市阿倍野区)/谷本好美「節季に来たくずれ遍路」(「風土」13号、高知県南国市)/広瀬弘章「月と自転車」(同上)/根場至「アルプス書房」(「私人」79号、東京都新宿区)/堀田明日香「大いなる正午」(「じゅん文学」78号、名古屋市緑区)/勢隆二「封鎖海峡」(「さんが」3号、神戸市西区)/興津喜四郎「樟の木」(「丁卯」34号、埼玉県桶川市)/小堀文一「「大塩平八郎」私記」(同上)/木戸順子「贈り物」(「弦」94号、名古屋市守山区)/向山タエ子「母の家出」(「文ノ楽」14号、青森県青森市)/笹田隆志「良一の提灯」(同上)/後藤克之「モッテコーイ」(「九州文学」547号、福岡県中間市)/善積健司「ベランダの向こうへ」(「あるかいど」51号、大阪市阿倍野区)/田中美代子「明けの雪」(同上)/刺賀秀子「妹よ」(「小説家」139号、千葉県佐倉市)/とうやまりょうこ「多生」(「孤帆」22号、横浜市西区)/松本あかね「沼の上に立つ家」(「ignea」4号、大阪府三島郡)/木下恵美子「惑いの果て」(「詩と眞實」773号、熊本市南区)/富岡秀雄「鼓動」(「作家」81号、愛知県稲沢氏)/大野光生「ホッといたしましたネ」(「飃」94号、山口県宇部市)
●ベスト3
勝又氏:1.朝岡明美「カプチーノをもう一杯」(「文芸中部」)・2.盛岡久元「つけぶみ」(「姫路文学」)・3.川村道行「ここが世界の中心」(「AMAZON」)
伊藤氏:1.朝岡明美「カプチーノをもう一杯」(「文芸中部」)・同点2.神盛敬一「森の小道で」(「港の灯」)と盛岡久元「つけぶみ」(「姫路文学」)・番外4.向山タエ子「母の家出」(「文ノ楽」)
●「文學界」推薦作:奥田寿子「女ともだち」(「あるかいど)・夏当紀子「しゃぼん玉みたいに」(「飢餓祭」)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 3月30日(日)08時31分34秒
「西日本新聞」2014年03月29日(土)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「夫婦の物語」
藤代成美さん「居間に降る雪」(「照葉樹」2期、5号、福岡市)、佐藤文男さん「旅立ちの日」(「火山地帯」177号、鹿児島県鹿屋市)
第7期「九州文学」25号(福岡県鹿屋市)より吉村滋さん「惜別」・暮安翠さん「三足の草鞋」・葉山こうさん「ハウス珠美」、野見山潔子さん「消えた川」(「火山地帯」)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 3月 9日(日)09時29分42秒
「週刊読書人」第3029号(2014年02月28日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「屋上」81号より三木ふみ「暮らしの風景」から「一匹の蜂」・鈴木岬「物置ストーリー」、「宮沢賢治研究 Annuai」23(宮沢賢治研究学会イーハトーブセンター発行)より「宮沢賢治ビブリオグラフィー」・平沢信一「吉本隆明の死と今後の賢治研究」
創刊号は2誌。「石林」(発行所日本大学芸術学部文芸学科)より山本早紀「ほしかげ」、「風紋」より和田ヒロミ「めまい」
第十回森田雄蔵賞は米沢朝子「魂魄」(高知市の同人誌「蒼空」所属)
よしのあざ丸「空港まで」(「季刊午前」49号)、島田勢津子「熱風、のように」(「黄色い潜水艦」59号)、射場鉄太郎「沢津昭八の昭和史」(「AMAZON」1月号)、祖父江次郎「落日の光景」(「季刊作家」82号)、近江静雄「志津川」(「仙台文学」83号)、和田伸一郎「近況断片」(「クレーン」35号)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 3月 2日(日)08時41分54秒
「西日本新聞」2014年02月28日(金)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「舞台は学校」
片科環さん「曙さす」(「独り居」3号、福岡市)
白石春菜さん「ポニーテール」(「しゃりんばい」36号、宮崎市)「高校生の広場」掲載、同誌より曽原紀子さん「いりす」
「すとろんぼり」13号(福岡県久留米市)は松原新一さんの追悼特集

 投稿者:ひわき  投稿日:2014年 2月 9日(日)10時35分4秒
「週刊読書人」第3025号(2014年01月31日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
岩代明子「鉄が鳴る・その他の短編」(ignea イグネア)より「母の短い入院」、「群系」32号「大正の文学」「流行歌・愛唱歌」特集より宮越勉「大正と「白樺」派」、北側純「癒し系旅行のお勧め」(「群獣」15号)、「架け橋」10号「母の味」特集より小倉和子「母の味」、藤咲文「拾わない同盟」(「銀座線」19号)
小南武朗「さらば 過ぎ去りし日々」(「札幌文学」80号)、藤田愛子「私のバラード」(「全作家」92号)、立石富生「夜を刻む声」(「火山地帯」176号)、並木秀雄「フラダンス」(「猿」73号)、中山みどり「病の問題」(「連用形」33号)、西田宣子「悪縁石」(「季刊午前」49号)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 2月 7日(金)15時31分28秒
「季刊文科」第61号2014年1月31日発行「同人雑誌季評」
谷村順一「愛着と異物」
『第七期 九州文学』第23号(福岡県中間市)より波佐間義之氏「編集後記」
木下恵美子「惑いの果て」(『詩と眞實』773号 熊本県熊本市)、蒔田あお「うちには大きな亀がいます」(「てくる」14号 大阪市)
●〈同人雑誌の現場から〉
「架橋-広がりのなかで」磯谷治良(『架橋』編集・発行人)、「物狂い」寺本親平(彩雲・編集同人)、「『望外の喜び』とは」納富泰子、「同人雑誌の先行き」柳瀬直子
●同人誌からの転載は以下
「あたしと祖母の四十九日間」八重瀬けい(「九州文学」22号より)、「無灯火」吉田真枝(「詩と眞實」764号より)、「お産婆池」橘雪子(「小説π」11号より)

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 1月31日(金)14時00分12秒
「西日本新聞」2014年01月30日(木)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「故郷へ戻る」
ひわきゆりこさん「終(つい)の場所」(「胡壷・KOKO」12号、福岡市)、吉松勝郎さん「白木蓮」(「火山地帯」176号、鹿児島県鹿屋市)
「ひびき」7号(北九州文学協会)は第7回文学賞発表。小説部門大賞は藤山伸子さん「光る河」、優秀賞は北村昭子さん「共有」と佃秀夫さん「菜の花の道で」
「季刊午前」49号(福岡市)よりよしのあざ丸さん「空港まで」・脇川郁也さん「午前と季刊午前」

投稿者:ひわき  投稿日:2014年 1月21日(火)08時43分20秒
「週刊読書人」第3014号(2014年01月03日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「第34回全日本短歌大会」より深谷絹子・評「限界の農か」藤田さくら子
有田美江「いわて移住日和(四)」(「舟」153号、岩手県)、青江由紀夫「銀治郎の日記」(「海峡派」128号)
「俳句史研究」20(大阪俳句史研究会発行)より辻本康博「奈良に子規の庭を訪ねる 資料探訪会」、北一郎『有情無情、東京風景』(土曜美術出版販売)
「限」創刊号より手束邦洋「投げ出されていること、投げ入れること」、内だ勝馬「樹木人間」、森啓夫「復刊・文学街を辿る」(「文学街」315号)
吉田達志「物語の回復」(「静岡近代文学」28)、石川好子「山茶花」(「文芸きなり」77号)、梶原陽子「引っ越し日記より」(「かわばた文芸」17号)、移川淳子「少年の暦」(「まくた」282号)

「図書新聞」第3140号 (2014年01月01日)同人誌時評(12月)志村有弘氏筆
題「戦後を舞台に苦学生の姿を綴る力作」
国府正昭「蛇男と黄色い水」(海第88号)、石井利秋「家の中の小さな音」(小説家第139号)、小松文木「夢六夜 京の五条の橋の上-夢十夜噺の内」(断絶第113号)、張籠二三枝「三好達治 詩語り」(青磁第32号)
詩、短歌、俳句は省略。
「限」創刊。
「あるかいど」第51号が輕尾たか子、「豈」第55号が須藤徹、「別冊關學文藝」第47号が梶垣洋典の追悼号。

投稿者:ひわき 投稿日:2014年 1月14日(火)11時40分43秒
「三田文學」第93巻 第116号・冬季号・2014.02.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
《今号で取り上げられた作品》
奥田寿子「女ともだち」(「あるかいど」50号、大阪市阿倍野区)/夏当紀子「しゃぼん玉みたいに」(「飢餓祭」38号、神戸市灘区)/神盛敬一「森林鉄路」(同上)/山脇一利「アルムへ」(「じゅん文学」77号、名古屋市緑区)/渡辺泰子「掟」(「とぽす」54号、大阪府茨木市)/今野奈津子「色にさわる」(同上)/中村徳昭「おとなりさん」(「30」6号、東京都江東区)/石田出「水風呂」(同上)/角田真由美「エンプティ・ネスト」(「詩と眞實」771号、熊本市南区)/野坂喜美「果て太鼓」(「米子文学」64号、鳥取県境港市)/塩見佐恵子「桜の設計図」(同上)/岩崎芳生「来訪者」(「燔」20号、静岡県焼津市)/加賀野遼「冬の陽光」(「渤海」66号、富山県富山市)/有森信二「海神」(「海」77号、福岡県太宰府市)/山之内朗子「わが身よにふる」(「まくた」281号、横浜市戸塚区)/塚越淑行「白濁のマリア」(同上)/寺岡洋子「五月の嵐」(「AMAZON」460号、兵庫県尼崎市)/遠野明子「母の村・アラベスク」(「時空」39号、横浜市金沢区)/飛田一歩「転職」(「湧水」55号、東京都豊島区)/天見三郎「他人の町」(「黄色い潜水艦」58号、奈良県奈良市)/島田勢津子「泣く男」(同上)/伊藤章一「海をみつめて」(「作品・T」21号、大阪府吹田市)/九間一秋「惜別」(「現実と文学」47号、福岡市早良区)/藤民央「当世高齢者気質」(「原色派」67号、鹿児島県鹿児島市)/倉永洋「シシャ達と向かい合う日」(「雪渓文学」66号、大阪市住吉区)
●ベスト3
伊藤氏:奥田寿子「女ともだち」(「あるかいど」)/飛田一歩「転職」(「湧水」)/夏当紀子「しゃぼん玉みたいに」(「飢餓祭」)
勝又氏:奥田寿子「女ともだち」/夏当紀子「しゃぼん玉みたいに」/天見三郎「他人の町」(「黄色い潜水艦」)