同人誌評・2013年

2012年分2011年分2010年分2009年分
2008年分2007年分(1~5月なし)2006年分(11・12月なし)2005年分(7月から)



投稿者:ひわき 投稿日:2013年12月31日(火)11時12分44秒
「西日本新聞」2013年12月26日(木)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「市井の息遣い」
山人海人さん「路地裏のワルツ 香具師(やし)・安次郎」(第7期「九州文学」24号、福岡県中間市)、あびる諒さん「清胆丸(せいたんがん)」(「詩と真実」774号、熊本市)
「九州文学」より佐々木信子さん「棲息図」・後藤克之さん「モッテコーイ」、古岡孝信さん「結婚請負人」(「『二十一』せいき」23号、大分市)、新名規明さん「芥川龍之介の長崎」(「Garance」21号、福岡市)
今年メーンで取り上げた作品は「詩と真実」から3作品。2作品は「照葉樹」(福岡市)、「南風」(同)、「火山地帯」(鹿児島県鹿屋市)。その他は1作品。
今年の特徴として単行本を7冊取り上げている。中で最も印象に残ったのは西田宣子さん『チョウチンアンコウの宿命』(梓書院)。

投稿者:ひわき 投稿日:2013年12月23日(月)10時03分34秒
「週刊読書人」第3017号(2013年11月29日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
藤岡ゆう子「『古事記』を読む-ゆかりの古里を訪ねて」(「アミーゴ」70)、「ベルク」116号より谷田光弘「初めての富士山」、渡辺弘子「龍造・戦後編」(「南風」34号)
「第五回富士正晴全国同人誌フェスティバル」より雑誌賞大賞「蒼空」17号(高知県)、特別賞「文芸中部」19号・「弦」90号・「姫路文学」126号
森啓夫「復刊、文学街を辿る」(「文学街」314号)、大谷武邦「扶養照会」(「民主文学」12月号)、岩崎芳生「ノート」(「静岡文学」83号)、黒羽英一「カフカ詣り」(「文芸軌道」10月号)、冬木湯来る「犬と私のうつな生活」(「旅かばん」7号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年11月29日(金)11時24分48秒
「西日本新聞」2013年11月28日(木)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「人生経験」
長崎県高等学校文芸コンクール・最優秀作は佐世保北高校2年古川桃さん「風の日」・優秀賞は諫早高校2年廣田海洋くん「アクター」・優良賞は大村高校2年西山育さん「白の円舞曲」
『大羽崇之作品集』(梓書院、福岡市)より「青唐辛子と腹巻きの米」・「坂道のトラックと引っ越し」・「熊野」・深田俊祐さんの「解題」・いよやよいさんの詩「悪夢-ついてくるな-」
松本文世さん「CCD」(「南風」34号、福岡市)
「宇佐文学」54号(大分県宇佐市)より緒方末広さん「私も『フソニスト』?」・小川進一さん「大神宅女」、「詩と真実」773号(熊本市)より木下恵美子さん「惑いの果て」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年11月28日(木)13時07分22秒
「図書新聞」第3135号 (2013年11月23日)同人誌時評(10月)たかとう匡子氏筆
題「同人雑誌の価値について改めて考えさせられる」
『ペガーダ』第13号(文学同人アニマの会)より桜井信夫「『火をつけにきた男』 野間宏『暗い絵』の思い出から」、『VIKNG』第752号(バイキングクラブ)ゆり中尾務「富士正晴と『海風』同人たち-青山光二、柴野方彦との交流から」、『VAN』第20号より成田昭男「詩よ、三人のラジカリズムをさがせ-松下昇・菅谷規矩雄・北川透の関係史(四)共同性と自立の交錯(一)北川透は谷川雁をどう読んだのか」・同「未定なる名古屋中原中也まつりを諦めず(戯曲のような)レーニン、中也を尋問する」・陶山幾朗「真昼の喧噪-パステルナーク事件の光景(一一)再び、モスクワ芸術座へ-岡田嘉子の《罪と罰》」
『LEIDEN』第4号(雷電舎)より高橋秀明「家族」、『遍路宿』第198号(ずいひつ遍路宿の会)より佐々木三知代「一代限り」、『女人随筆』代130号(女人随筆社)より渡辺美千穂「だから困る」
『双鷲』第80号(双鷲社)稲垣瑞雄追悼号より稲垣信子「『双鷲』に命を賭けた夫」・同氏の著書『「野上彌生子日記」を読む』

「週刊読書人」第3013号(2013年11月01日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
安嶋明(日本みらいキャピタル社長)「国を照らす神-「式年遷宮」に寄せて」(財界人文芸雑誌「ほほづゑ」78号)
「宮古島文学」9号より市原千佳子「東京から二三〇〇キロメートル南の縁辺での想い」・下地ヒロユキ「海へ! 彦造的視点のインパクト」
飯田未和「テンパリング」(「mon」3号)
「北斗」9月号・創刊600号記念号より竹中忍・尾関忠雄・清水信・棚橋鏡代・山中幸盛ら
加藤幸「十一月の晴れ間」(「全作家」91)、寺田美智子「朝焼け」(「民主文学」十月号)、村田みゆき「考える葦」(「火山地帯」175号)、竹内旋子「惑星」(「文芸静岡」83号)、永草誠「まり子」(「季刊作家」81号)、松雪彩「冬の朧月」(「木木」26号)、工藤力男「嘆きか願いか疑いか」(「成城文芸224号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年10月30日(水)08時13分2秒
「西日本新聞」2013年10月30日(水)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「短編小説の面白さ」
立石富生さん「遠きにありて」(「火山地帯」175号、鹿児島県鹿屋市)、水木怜さん「順平記 その一『つばき』」(「照葉樹」第2期4号、花書院)
和田奈良子さん「折り返し地点」(「海」第2期10号、花書院)、同誌より有森信二さん「幸福の詩」「海神」、有森さん「菩提樹の花の下で」(「全作家」90号、東京都)
「周炎」52号(北九州市)より暮安翠さんグレアム・グリーン「夢の王国」翻訳連載、古岡孝信さん「今、鐘を鳴らす」(「二十一せいき」22号、大分市)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年10月25日(金)12時22分2秒
「季刊文科」第60号2013年9月30日発行「同人雑誌季評」
◆勝又浩氏「小説の困難な時代」
フジツカサ「umi-no-mita-yume」(「文藝軌道」4月号、神奈川県大磯町)・石井正美「スパイク」、寺本親平「加陽金府来訪記 埋木」(「彩雲」6号、浜松市)・村伊作「ブンガク駄虫」・深野ちかる「紙の魚」、大西智子「エスケープロード」(「カム」10号、西宮市)、宮城正枝「入り江のある町で」(「四国作家」45号、丸亀市)、納富泰子「蛇苺の紅--愛しい人たち」(「KORN」2号、福岡市)、「半月」(創刊号)より瀬戸みゆう「階段」・錺雅代「特別なおみやげ」、「30」(5号、東京都)より中村徳昭「朝の水」・石田出「精算」、島九十九「夾竹桃」(「午前」93号、福岡市)・青海静雄「向こう岸」
◆松本道介氏「陶然たる思い」
永井達夫「夏の色」(「VIKING」748号、高野町)、宇江敏勝「金色の耀う木」(「VIKING」749号)、「彩雲」(第6号、浜松市)より佐々木朝子の詩・寺本親平「加陽金府来訪記 埋木」、「文宴」(119号、松阪市)より中田重顕「休載の書」・松嶋節「じゃ、また明日」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年10月23日(水)09時11分46秒
「週刊読書人」第3009号(2013年10月04日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
高橋道子「砦麻呂の末裔たち」(「仙台文学」82号)、久保輝巳「試し傘」(「龍舌蘭」185号)、後藤康二「短編小説と能」(「試想」8号)
小松陽子『ひとひら』(自家版)、さとうゆきの「大貝弥太郎の絵画」(「海峡派」128号)、猿渡由美子「風の訪れ」(「中部ペン」20号)、福島昭午「「気」とは何か」(「人間像」183号)、柳沢藍「花市」(「まくた」281号)、葉山郁生「埴生雄高と小川国夫」(「藤枝文学舎ニュース」82号)

「三田文學」第92巻 第115号・秋季号・2013.11.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
《今号で取り上げられた作品》島田奈穂子「ナナフシ」(「mon」2号、大阪府大阪市)/飯田未知「スポットライト」(同上)/小野和子「土筆誰の子」(「峠」63号、愛知県名古屋市)/武田純子「習作のとき」(「安藝文學」82号、広島県広島市)/西村恵美子「白炎の記憶」(「佐賀文学」30号、佐賀県嬉野市)/八重瀬けい「あたしと祖母の四十九日間」(「九州文学」22号、福岡県中間市)/岸睦子「漱石の実父夏目直克のまなざし」(同上)/長田礼子「覧冥録」(「タクラマカン」50号、兵庫県芦屋市)/島尾伸三「夢をみました」(同上)/萩原康則「髪を切る女」(同上)/佐藤靖子「庭の中」(「サボテン通り」13号、北海道函館市)/難場田節子「つばめ」(「遠近」50号、東京都練馬区)/花島真樹子「山里にて」(同上)/国府正昭「浄水場にて」(「海」87号、三重県いなべ市)/紺谷猛「ととよし食堂」(同上)/菊田英生「泪橋」(「新現実」116号、東京都文京区)/石毛春人「遊びをせんとや生まれけむ」(同上)/池戸亮太「鳴石」(「あるかいど」49号、大阪府大阪市)/森岡久元「深夜音楽」(「酩酊船」28号、千葉県柏市)/松嶋節「じゃまた明日」(「文宴」119号、三重県松阪市)/中田重顕「休載の書」(同上)/岡田雪雄「たそがれ前」(「弦」93号、愛知県名古屋市)/田中壮二「昨日、私は三十歳だった」(「西九州文学」34号、長崎県長崎市)/齋藤澄子「ここはどこの細道じゃ」(「飛行船」13号、徳島県徳島市)/高尾祥平「君の歌へる君のふるさと」(「柘榴」14号、広島県広島市)/中丸悠太「みれんの徒」(「樹林」580号、大阪府大阪市)/石和純「あいつ」(「橡」14号、群馬県伊勢崎市)/宮下スエ子「風車」(「顔」75号、長野県上田市)
●ベスト3
勝又氏:1.島田奈穂子「ナナフシ」(「mon」)・2.八重瀬けい「あたしと祖母の四十九日間」(「九州文学」)・3.西村恵美子「白炎の記憶」(「佐賀文学」)
伊藤氏:1.国府正昭「浄水場にて」(「海」)・2.島田奈穂子「ナナフシ」・3.八重瀬けい「あたしと祖母の四十九日間」と中田重顕「休載の書」(「文宴」)
●「文学界」推薦作:前回の「無灯火」(「詩と眞實」)と「ナナフシ」・次点は「あたしと祖母の四十九日間」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年10月 8日(火)15時11分8秒
「週刊読書人」第3005号(2013年09月06日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「コブタン」36より須貝光夫「鳩麼羅什の足跡を訪ねる旅」、倉谷ひろたか「詩篇 月に沈む」(「北狄」363号、青森市)、「多島海」(京都府京丹後市)10号、中村靖則「或る本屋の日常」(「青梅文学」28)、「群系」31号の明治の文学特集より永野悟「明治期の出版・ジャーナリズムと文学」・間島康子「国木田独歩」
斎藤洋由起「誕生」(「大衆文芸ムジカ」創刊準備号)、高橋博夫「『無為』のプリズム 現代美術家・間誠論」(「同時代」34)、熊谷のぶよし「『ネヴァ河の幻』出現の経緯」(「ドストエーフスキイ広場」22)、陶山竜子「記憶」(「孤帆」21)、伊藤文子「ものづくりに伝わる先人の心意気」(「ほほづゑ」)

「図書新聞」第3129号 (2013年10月05日)同人誌時評(8月)志村有弘氏筆
題「古代を舞台とする中・短編歴史小説に注目」
K・ドリー「熟田津」(原点第102号)、西穂梓「玉の髪飾り-天平女人系譜-」(中部ぺん第20号)、川高保秀「盗人三態」(呼第4号)、子形夏世「夢判断」(水晶群第65号)、吉田洋三「吾作」(播火第88号)、村田凛「震える手」(回転木馬第23号)、高山順子「霊能者」(法螺第68号)、平山洋「いじめの風景」(風第15号)
<エッセイ>小川悦子の連載「『杏花村』(2)-眞鍋呉夫先生の思い出-」(新現実第117号)、上原和恵「宮地嘉六と佐賀の関係」(詩誌「扉」別冊文芸特集2013・6月号)、「MOKUTO」第2号は小山龍太郎特集
<短歌、詩は省略>
「大衆文藝ムジカ」創刊。「AMAZON」第460号が西川正明、「詩遊」第39号がみやさかとう子の追悼号。

投稿者:ひわき 投稿日:2013年10月 1日(火)08時14分13秒
「西日本新聞」2013年09月27日(金)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「題材への共感」
さとうゆきのさん「大貝彌太郎の絵画」(「海峡派」128号、北九州市)、岡林稔さん「中村地平『霧の蕃社』と台湾映画『セデック・バレ』について」(「龍舌蘭」185号、宮崎市)
角田真由美さん「エンプティ・ネスト」(「詩と真実」771号、熊本市)、第7期「九州文学」23号(福岡県中間市)より宮川行志さん「ギンヤンマ」・波佐間義之さん「柿」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 8月29日(木)08時27分11秒
「西日本新聞」2013年08月28日(水)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「本に纏める」
西田宣子さん『チョウチンアンコウの宿命』(梓書院)、永家光雄さん『歳月』(佐賀県鳥栖市・自家版)
古岡孝信さん「三日間」(「『二十一』せいき」21号、大分市)、吉井恵璃子さん「海と月と星と」(「詩と真実」770号、熊本市)、「九州作家」127号(北九州市)より貴田馨さん「ちょうちょ結び」・宇田尾昇さん「海峡の余波-拾った日本語-」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 8月22日(木)16時58分0秒
「図書新聞」第3123号 (2013年08月17日)同人誌時評(7月)たかとう匡子氏筆
題「反詩のなかの私人像がさわやかな息づかいのうちに実現」
『スーハ!』第10号(よこしおんクラブ)「新井豊美、その不在を抱き寄せて」特集より長女きょう子さんの対談・「新井豊美書誌」、『タクラマカン』第50号(タクラマカン文学同人会)「50号特集」、『佐賀文学』第30号(佐賀文学同人会)「30号特集」より下川内遙「敗戦後の闇の中で」、『文芸中部』第93号(文芸中部の会)より本興寺更「摺師」、『白鴉』第27号(白鴉文学の会)より丸黄うつぼ「青いぷにゅぷにゅ」
詩と俳句省略。

「週刊読書人」第3001号(2013年08月09日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
笹田隆志「精三老人のねぶた」(「北狄ほくてき」・362号)、「女人随筆」129号より田辺順子「小さな命へ-バッタ君よ-」・「一二八号合評記」、ふじみちよの連載「わたしの社会人生活」(「文海」368号)、「まんだら」(東北芸術工科大学東北文化センター編集・発行)52号より関野吉晴と田口洋美の対談「日本人はどこから来たのか?」・「フィールドワークの現場から 阿仁集落調査と前田村文書調査」、尼子かずみ「坊守の四季 俳句は他力」(「樹林」582号)
江尻美也子他13名「凛の出発 新しい展開をめざして」(「凛」創刊号)、難場田節子「つばめ」(「遠近」50号)、野見山潔子「台地からの風」(「火山地帯」173号)、北沢佑紀「通達アルファ」(「四国作家」45号)、青井奈津「今日のごみは何ですか」(「火涼」66)、青江由紀夫「銀次郎の日記」(「山音文学」123号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 8月 1日(木)10時00分4秒
「西日本新聞」2013年07月27日(土)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「宿命としての『老い』」
宮川行志さん「黒い裸婦像」(「詩と真実」769号、熊本市)、西村敏道さん「老いにけり」(「飃」93号、山口県宇部市)
「ほりわり」27号(福岡県柳川市)北原白秋没後70年特集より櫻木信之さん「青春の自刃」、「火山地帯」174号(鹿児島県鹿屋市)より長井那智子「大森病院ノート2 『船溜まり』の美帆」・立石富生さん「メランコリー日和Ⅳ 雨は静かに満ちてくる」・城津与志さん「アクシデント」
「飃」より福本哲夫さん「幻のワクチン」

「週刊読書人」第2995号(2013年06月28日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「太宰治賞2013」受賞作はKSイワキ「さようなら、オレンジ」
和田ヒロミ『夕なぎ』(自家版)より村上春樹著作の評論4作
財界人文芸誌「ほほづゑ」より渡辺英二「鳥と樹の関係 散歩の植物誌(三十二)」
有田美江「いわて移住日和(二)」(「舟」151)、宇江敏勝「赤い着物の女の子」(「VIKING」747号)
棚橋鏡代「如月の一日」(「北斗」6月号)、松尾升子「あやまち」(「佐賀文学」30号)、祖父江次郎「ちぎり橋」(「作家」80号)、海邦智子「春の夕陽」(「札幌文学」79号)、美月麻希「銀色の雫」(「白鴉」27号)、森ひろお「ヨーロッパぶらり旅」(「文学街」308号)
何処の方かは存じ上げている馬の骨さん、コピーをありがとうございます。

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 7月14日(日)14時29分54秒
「三田文學」第92巻 第114号・夏季号・2013.08.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
《今号で取り上げられた作品》
中村徳昭「産業祭」(「30」4号、東京都江東区)/石田出「双子」(同上)/柳瀬直子「地獄曼荼羅」(「季刊作家」79号、愛知県稲沢市)/吉田真枝「無灯火」(「詩と眞實」764号、熊本市南区)/橘雪子「お産婆池」(「小説π」11号、さいたま市大宮区)/淘山竜子「在り得べき日」(「婦人文芸」93号、東京都品川区)/斉藤よし子「ゆらめき」(同上)/野元正「年神さんの時間」(「八月の群れ」56号、大阪府島本町)/葉山ほずみ「後追い同情クラブ」(同上)/高木康衣「Allegro Vivace」(「ガランス」20号、福岡市博多区)/朝岡明美「落とし物を捜して」(「文芸中部」92号、愛知県東海市)/折合総一郎「音の記憶」(「法螺」67号、大阪府交野市)/西村郁子「ロータスルート」(「せる」92号、大阪府東大阪市)/川上一翁「憲法二十七条のピラミッド」(「TEN」98号、名古屋市緑区)/乾夏生「奇妙な恩人」(「槐」29号、千葉県佐倉市)/天見三郎「二十年目の落とし文」(「黄色い潜水艦」57号、奈良県奈良市)/山田梨花「揺れながら」(「とぽす」53号、大阪府茨木市)/塚越淑行「あの日の彼遠い町」(「まくた」279号、横浜市戸塚区)/鮎川とも「血赤サンゴ」(同上)/崎本恵「残照の帳」(「糾う」15号、熊本県天草市)/北島去男「オトツイ、来やがれ」(「ふくやま文学」25号、広島県福山市)/木島丈雄「ヒーヒー族の伝説」(「九州文学」21号、福岡県中間市)/小野誠二「日曜日でも参りまーすッ」(「北狄」361号、青森県青森市)/古田留美子「ドゥクンドゥクン」(「ちょぼくれ」67号、群馬県前橋市)/滝沢玲子「空を見上げて」(「あべの文学」16号、大阪市天王寺区)
●ベスト3
勝又氏:1.吉田真枝「無灯火」(「詩と眞實」)、2.中村徳昭「産業祭」(「30」区)、3.橘雪子「お産婆池」(「小説π」)
伊藤氏:1.吉田真枝「無灯火」(「詩と眞實」)、2.中村徳昭「産業祭」(「30」区)、3.朝岡明美「落とし物を捜して」(「文芸中部」)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 7月 4日(木)17時52分41秒
「毎日新聞」西日本地域版2013年06月22日(土)朝刊「同人誌季評」<小説>4~6月古閑章氏筆
題「人間模様」共生の思想に支えられ
斉藤てる「百年の綿菓子」(『詩と眞実』第766号)、野見山潔子「台地からの風」(『火山地帯』第173号)、岩男英俊「蛇と注連(しめ)縄」・木島丈雄「ヒーヒー族の伝説」(ともに『九州文学』第21号)、西村敏道「遙かなるそよ風」(『飃』第92号)、松本文世「芹さんのショール」(『南風』第33号)、藤民央「当世高齢者気質」(『原色派』第67号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 7月 3日(水)17時21分31秒
「図書新聞」第3116号 (2013年06月29日)同人誌時評(6月)志村有弘氏筆
題「歴史・時代小説、現代小説の佳作多数」
森岡久元「中橋稲荷の由来」(別冊關學文藝第46号)、野見山悠紀彦「柳雪暗闇草子 残日の抄」(九州文學第544号)、五十嵐崇「春宵夢幻 高藤の内大臣の語」(断絶第112号)、木島丈雄「ヒーヒー族の伝説」(九州文學第544号)、鈴木重生「クロイツェル・ソナタ」(小説家第138号)、前之園明良「夢の世なれば…」(酩酊船第28号)
評論では「詩界」第260号「地域からの視点」より及川馥「茨城の詩人たち」・佐々木久春「秋田の詩人たち」、同誌より載山田兼士「大阪八尾と萩原朔太郎」、「タクラマカン」第50号より島尾伸三「夢を見ました」・寺内邦夫「開門」・萩原康則「髪を切る女」
「酩酊船」が28集で終刊
創刊は「きせがわ」、「CROSS ROAD」
追悼号は「天塚」第218号が楠田雅一・橋詰定雄、「碑」第100号が上坂高生、「海峡派」第127号が永吉豊、「相聞」第49号が宮崎徳子、「ドストエーフスキイ広場」第22号が小山だチカエ、「女人随筆」第129号が大重千寿子、「文芸長良」第26号が山田賢二・吉田幸平
詩・短歌の記述省略

「週刊読書人」第2991号(2013年05月31日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
塚田吉昭「横須賀線に乗って、村上春樹について考えたこと」(「カプリチオ」39号)、水口道子「結婚騒動」(「あらら」4号、香川県三豊市)、「MON」2号より水無月うらら「あらたま」
創刊号は「きせがわ」、「CROSS ROAD」
伊藤幸雄「PPK」(「海峡派」127号)、岡田安里「仕事とお金」(「婦人文芸」93号)、登芳久「昭和文人の記憶」(「文芸軌道」4月号)、今川英子「宗左今のふるさと」(「左岸」50号)、「芹さんのショール」(「南風」33号)、上原和「ヨハネス・フェルメールへの慕情」(「成城文芸」221号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 6月27日(木)08時17分28秒
「西日本新聞」2013年06月27日(木)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「原風景」
辻一男さん「笹の舟」(『メトロノーム』所収)、同著より「メトロノーム」
木村咲さん「孫の宿題」(第7期「九州文学」22号、福岡県中間市)
「九州文学」より波佐間義之さん「鉄冷え」・宮川行志さん「一番搾り」・同誌掌・短編特集より吉村滋さん「押し寄せるもの」・林由佳莉さん「振り子」
吉岡孝信さん「微笑み」(「『二十一』せいき」20号、大分市)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 5月29日(水)14時31分40秒
「週刊読書人」第2988号(2013年05月10日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
白木寛「意外な注文の叶うハルキ図書館」(「蒼空」17号)、有田美江いわて移住日和」(「舟」150)、千田よう子「たまに見たくなるんです。」(「じゅん文学」75号)
「じゅん文学」の会は平成24年度名古屋市芸術賞奨励賞受賞・戸田鎮子「後記」
陽羅義光『愚家族』(かりばね出版)、花沢哲文『高山樗牛』(翰林書房)、猿渡由美子「風の訪れ」(「全作家」89号)、市川奈津美「荒川・放水路」(「孤帆」20)、しん・りゅうう「曼珠沙華」(「山形文学」102)、星川ルリ「落としもの」(「美濃文学」87)

「西日本新聞」2013年05月29日(水)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「普通の登場人物」
納富泰子さん「蛇苺の紅-愛しい人たち-」(「KORN」2号、花書院、福岡市)、田中壮二さん「昨日、私は三十歳だった」(「西九州文学」34号、長崎市)
「西九州文学」より宮崎栖吾郎さん「五十年-遠い記憶」・丸田玲子さんの田中豊英さん追悼エッセイ、「KORN」より中山淳子さん「『ドイツの伝説-グリム兄弟編集』から」、「海峡派」127号(北九州市)より永吉豊さん追悼特集・坂本梧朗「擒(とりこ)の記」連載最終回

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 5月 6日(月)10時06分4秒
「週刊読書人」第2984号(2013年04月05日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
『SEITO 百人一首 2012』(「SEITO 百人一首」選考委員会編 同志社女子大学発行)、『歌集平成大震災』(秋葉四郎編 いのり舎発行)
浜野冴子「アンデスの麓から」(「農民文学」玄冬号)
陶山竜子「記憶」(「孤帆」19号)、中山茅集子「蟻」(「ふくやま文学」25号)、伊東貴之「どうして小説など書き始めたのか」(「八月の群れ」56号)、橋脇千枝「毛糸だまをほどいて」(「樹林」3月)、西沢しのぶ「うさぎの椅子」(「文芸中部」92)

「図書新聞」第3109号 (2013年05月04日)同人誌時評(4月)たかとう匡子氏筆
題「全世代共存という視点が大事」
『鬣』第46号(鬣の会)の特集「俳句の吉岡実」より中島敏之「吉岡実と下町」、『焰』第95号は福田正夫生誕百二十年記念特集、『日本未来派』225号は「高齢化社会における詩人の役割」特集、『青い花』第74号(青い花社)の「追悼・溝口章」より埋田昇二の追悼文・最期の作品「遅桜の里」
『照葉樹二期』第3号より上原輪「夜の足型」、『せる』第92号(グループ「せる」)よりおのえ朔「柿のなる庭」、『詩と眞實』第766号(詩と眞實社)より戸川如風「真白き薔薇の花」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 5月 4日(土)13時46分34秒
「西日本新聞」2013年04月30日(火)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「主人公の一人称」
松本文世さん「芹さんのショール」(「南風」33号、福岡市)、野見山潔子さん「台地からの風」(「火山地帯」173号、鹿児島県鹿屋市)
「群青」14号(福岡県宗像市)より大垣堅太郎さん「近代読書史の一面」・諫山男二さん「敗戦・満州難民の悲話 和子」
「南風」より渡邊弘子さん「龍造」・和田信子さん「別府へ」
「海」第二期9号(花書院)より有森信二さん「文芸漫遊記(二)」
「詩と真実」766号(熊本市)より戸川如風さん「真白き薔薇の花」・斉藤てるさん「百年の綿菓子」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 4月17日(水)08時47分44秒
「三田文學」第92巻 第113号・春季号・2013.05.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
《今号で取り上げられた作品》
加地慶子「橋」(「まくた」278号、横浜市)/塚越淑行「アメリカ帰りのおじさん」(「同上」)/田中聖「送る日の朝」(「飢餓祭」37号、奈良県奈良市)/紺谷猛「とうのみね」(「海」86号、三重県いなべ市)/文正夫「窓の向こうは」(「雑記囃」15号、兵庫県伊丹市)/高橋陽子「たべごろ」(「せる」91号、大阪府東大阪市)/よこやままさよ「ピース・オブ・ケーキ」(「同上」)/米沢朝子「魂魄」(「蒼空」17号、高知県高知市)/木村誠子「坂の上のアグリッパ」(「あるかいど」48号、大阪市阿倍野区)/池誠「舞台はまわる」(「同上」)/秋月ひろ子「残る桜」(「小説家」137号、東京都国分寺市)/和泉真矢子「林檎」(「メタセコイア」9号、兵庫県川西市)/飛田一歩「白線流し」(「湧水」53号、東京都練馬区)/木戸末栄「床の中」(「同上」)/田中重顕「古稀心中」(「文宴」118号、三重県松阪市)/三沢充男「あずき団子」(「こみゅにてぃ」87号、東京都千代田区)/向山宏「移民の顛末」(「函」64号、広島市)/本川さとみ「文箱」(「同上」)/林由香利「貯金箱」(「九州文学」20号、福岡県中間市)/一畑耕「その日、後日譚」(「播火」85号、兵庫県姫路市)/浅井梨恵子「小川」(「mon」1号、大阪市天王寺区)/佐藤和恵「鬼退治」(「創」7号、愛知県東海市)/朝岡明美「曲がり角の先」(「同上」)/大城定「暗渠」(「澪」1号、神奈川県横浜市)/大沢綾子「ふつふつと-」(「繋」7号、大阪府吹田市)/森沢周行「瓦礫のなかから」(「AMAZON」456号、兵庫県尼崎市)/大友章生「原発避難民の声」(「アピ」3号、茨城県笠間市)
●ベスト3
勝又氏:1.米沢朝子「魂魄」(「蒼空」)、2.高橋陽子「たべごろ」(「せる」)、3.加地慶子「橋」(「まくた」)
伊藤氏:1.高橋陽子「たべごろ」(「せる」)、2.米沢朝子「魂魄」(「蒼空」)、3.加地慶子「橋」(「まくた」)
●「文學界」推薦作
勝又氏:長野桃子「僕の足元にはうさぎがいる」(「法政文学」)
伊藤氏:参考作品として、米沢朝子「魂魄」(「蒼空」)、高橋陽子「たべごろ」(「せる」)、加地慶子「橋」(「まくた」)

「季刊文科」第59号2013年4月15日発行「同人雑誌季評」
◆松本道介氏「頭に残った小説」
宇江敏勝「千疋供養」(「VIKING」744号、高野町高野山)、秋月ひろ子「残る桜」(「小説家」137号、千葉県佐倉市)・山田直堯「暗い絵」(同)、森静泉「市松人形」(「狼」61号、高崎市)、天野いずみ「日曜日の雑木林」(「朝」32号、千葉県茂原市)、「火涼」65号斎藤緑雨の小特集より川原徳子「樋口一葉の晩年を彩った斎藤緑雨」・衣斐弘行『斎藤緑雨全集』未収録書簡・二通、そして清水信の斎藤緑雨13会、「青磁」(福井市)より中野重治にかかわる文章、立石富生の連作「五月晴れの日に」・「曇りのちくもり」(「火山地帯」171号、172号、鹿屋市)
◆勝又浩氏「今月の一冊」
「文芸復興」(26号、東京都)「創刊七十年記念特集号」より「現在の文学状況について」・七人の記念エッセイ・丸山修身「我が人生の一日」・堀江朋子「菅原道真と美作菅原--我が幻の祖先たち(一)」・「昭和文学の傷痕」から坂本満津夫「〈人民文庫〉と、その時代」、松田龍彦「報復」(「裸人」29号、高岡市)、「夫婦の来歴」(「關學文藝」45号、大阪市)・浅田厚美「誰もしらない」(同)、小関智弘「見知らぬ人からの℡-恩師久保田正文さんのことなど」(「塩分」54号、春日部市)、千田佳代「すこーし昔 あるところへ」(「朝」32号、茂原市)、神盛敬一「声」(「港の灯」5号、神戸市)・三浦保「オバチャンのいた現場」(同)、甲山洋二「THE KUCHIBASHI」(「半獣神」94号、高槻市)、河井友大「未来の山」(「銀座線」18、東京都)、「丁卯」(32号、沼津市)より伊庭高明「夜のかわせみ」・小堀文一「泉石残影」・栗原陽子「それぞれの葬儀」・興津喜四郎「笛吹川をさかのぼってみれば」
●「同人誌の現場から」投稿は以下
「地域の文学活動」堀利幸(「文学岩見沢の会」代表)
「松茸採り名人」古岡孝信(総合文芸個人誌「二十一」せいき)
「同人誌の未来は明るい」阿賀佐圭子(「九州文学」編集委員)
「『あるかいど』 文学の海に舟を漕ぐ」佐伯晋(「あるかいど」編集人)
「方言なるもの」芹沢ゆん(『メタセコイア』同人)
「同人雑誌の現場から」松村信人(『別冊關學文藝』同人・発行人)
「石川理紀之助翁のこと」岩谷征捷
「『とぽす』田能千世子さんのこと」長瀬葉子(「トポス」同人)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 4月 4日(木)11時29分6秒
「週刊読書人」第2979号(2013年03月01日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
冒頭、黒田夏子さん「abさんご」と早稲田文学新人賞、安部龍太郎氏と月刊同人誌「文海」(ふみの会)に言及。
八谷武子「ひと夜の宿」(「ガランス」20号)と自分史『セーフティ・ファースト』(梓書院)
木村久昭「震災日記(その二)」(「青森文学」81)
吉田達男「「物語の回復」-小林秀雄『本居宣長の世界』」(「静岡近代文学」27)
大原正義「雲、流れる」(「日曜作家」創刊号」)、和田伸一郎「ふりむいてときに笑顔だったらいいよね」(「クレーン」34号)、難場勇人「文学・おしり・かじり虫」(「仙台文学」81号)、北一郎「文芸の友と生活」(「グループ桂」67号)、山田梨花「揺れながら」(「とぽす」53号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 3月29日(金)15時13分33秒
「西日本新聞」2013年03月29日(金)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「二つのメルヘン」
曽原紀子さん「ひとさし指にセロリの匂い」(「しゃりんばい」35号、宮崎市)、同氏作「声のゆくえ」が第43回九州芸術祭文学賞佳作として「文学界」4月号掲載。
上原輪さん「夜の足型」(「照葉樹」2期3号、福岡市)、同誌より水木怜さん「エブリホームの女たち」
第7期「九州文学」21号(福岡県中間市)より吉岡紋さん「雪蛍」・由比和子さん「出立」・笠置英昭さん「秋月の朝霧」・小川龍二さん「伝・九州相良妖猫始末」・野見山悠紀彦さん「柳雪暗闇草子 残日の抄」
「季刊午前」48号(福岡市)より西田宣子さん「いつもの賀茂駅で」・中川由記子さん「飛ぶ顔」・よしのあざ丸さん「境界」
「から末」32号(福岡県春日市)より渡部正治さん「どくとるマンボウからの手紙」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 3月25日(月)09時14分6秒
「関東文芸同人誌交流会の掲示板」より転載いたします。
「図書新聞」
●●「同人誌時評」志村有弘(図書新聞・3月30日号) 投稿者:東谷貞夫 投稿日:2013年 3月23日(土)
取り上げられた作品。
 小説
 ●周防凜太郎「蕎麦打ち侍」(ガランス20号)
 ●本興寺更「峠越え」(文芸中部92号)
 ●登芳久「余斎乞食が来るぞ」(空とぶ鯨13号)
 ●佐多玲「未だ、時来たらず――藤井右門伝」(渤海65号)
 ●森下征二「山妖記」(文芸復興26号)
 ●伊達次郎「花のあとさき」(風姿7号)
 ●菅野敏光「生霊」(季刊作家79号)
 短歌
 ●片柳之保(荒拷39号)
 ●黒住嘉輝(塔697号)
 ●渡利杏(さつき3号)
 エッセイ
 ●村川良子「二風谷の秋」(法螺67号)
 ●島尾伸三「島尾俊雄と写真」
  岩谷正捷「島尾俊雄と少女」
  若松丈太郎「島尾俊雄と<いなか>」 (Myaku15号)
 ●花野うたい「考察 柳原白蓮事件」(層117号)
 ●中西洋子「焼跡に芽ぶく木のあり――柳原白蓮の後半生と歌の展開(十)」(相聞48号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 3月25日(月)09時14分6秒
「文芸思潮」ウェーブ第50号(2013春)2013年3月25日発行を戴きました。感謝を込めて評を書き込みます。
「全国同人雑誌評」全国同人雑誌振興会/東谷貞夫
●『長崎文学』71号(長崎県)より「黄金蝶事件」(江口宣)●『飛行船』12号(徳島県)より「なんまいだ心中」(佐滝幻太)、「水羊羹と青い風」(竹内菊世)●『あるかいど』48号(大阪府)より「一対」(小畠千佳)●『野火』29号(兵庫県)より「緑陰の人」(水嶋元)●『きなり』75号(愛知県)より「石蕗(つわぶき)」(石川好子)、「暗渠 XIX」(近藤重郎)●『創』7号(愛知県)より「曲がりの角の先」(朝岡明美)●『R&W』13号(愛知県)より「迷羊(ストレイシープ)」(渡辺勝彦)●『周炎』50号(福岡県)より「想像力の行く手は阻めない」(川村道行)●『じゅん文学』74号(愛知県)より「脱皮する虫」(堀田明日香)、「土下座-町人清吉の村奉公(一)」(大倉克己)●『弦』92号(愛知県)より「嫁が島伝説」(白井康)●『雪嶺文学』48号(石川県)より「青い狐」(吉村まど)、「武州染井板橋界隈 噺し家棒八捕り物ばなし」(劍秀一郎)●『風土』12号(高知県)より「やまあいの風」(宮地たえこ)●『出現』5号(長野県)より「寄る辺」(内村和)●『小説家』137号(千葉県)より「泡沫のキリスト」(関谷雄孝)●『槙』35号(千葉県)より「ここはジパング-第一章 天正少年使節」(岸本静江)●『個性』38号(神奈川県)より「六区のお浪」(柳修二)●『溯行』130号(長野県)より「もうひとつの松代-大本営地下壕をめぐって-」(里村りえ子)、「大島博光記念館とフランス」(滝澤忠義)●『澪』創刊号(神奈川県)より「暗渠」(大城定)●『湧水』53号(東京都)より「白線流し」(飛田一歩)、「あまんじゃく」(亜木康子)●『文芸復興」25・26号(東京都)より「五十年」(丸山修身)、「冬のシリウス」(多門昭)、「山妖記」(森下征二)、「菅原道真と美作菅家-我が幻の祖先たち(一)」(堀江朋子)●『季刊遠近』48号(東京都)より「絆」(島有子)●『銀座線』18号(東京都)より「いつか晴れた日に」(石原恵子)、「エコー」(矢口樹)●『仙台文学』81号(宮城県)より「谷」(笠原千衣)
今季の推薦作品
●推薦作
「黄金蝶事件」(江口宣/「長崎文学71号)、「やまあいの風」(宮地たえこ/「風土」12号)、「泡沫のキリスト」(関谷雄孝/「小説家」137号)、「山妖記」(森下征二/「文芸復興」26号)、「谷」(笠原千衣/「仙台文学」81号)
●準推薦作
「想像力の行く手は阻めない」(川村道行/「周炎」50号)、「なんまいだ心中」(佐滝幻太/「飛行船」12号)、「一対」(小畠千佳/「あるかいど」48号)、「迷羊(ストレイシープ)」(渡辺勝彦/「R&W」13号)、「脱皮する虫」(堀田明日香/「じゅん文学」74号)、「冬のシリウス」(多門昭/「文芸復興25号)、「エコー」(矢口樹/「銀座線」18号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 3月 3日(日)16時56分2秒
「西日本新聞」2013年02月28日(木)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「創作意欲」
吉田真枝さん「無灯火」(「詩と真実」764号、熊本市)、水木怜さん『短編小説集』(花書院発行、福岡市)
「河床」33号(福岡県広川町)より山本友美さん「ちづこに負けない」・山川真一さん「ばばしゃんと4人の孫」、「みずかがみ」8号(福岡市)、「ひびき」(北九州市)は第6回北九州文学協会文学賞受賞作品集

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 2月 8日(金)16時09分8秒
「週刊読書人」第2975号(2013年02月01日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「文芸復興」26号、創刊七十年記念特集号より「記念インタビュー 辻井喬さんに聞く 現在の文学状況について」
鈴木今日子「あるカラスの手記」(「群獣」14号)、同誌より北川純「医事エッセイ二題」・長谷川寛「徒然なるままに」
吉田達志「物語の回復-小林秀雄『本居宣長』の世界」(「静岡近代文学」27)
豊田一郎「君が代」(「全作家」88)、和泉志のぶ「信子 五十九歳」(「まくた」278号)、久保田裕子「始原の光景」(「午前」青春への恋文 文芸誌「午前」とその周辺)、清水茂「秋の日の断想」(「同時代」33号)、石原恵子「いつか晴れた日に」(「銀座線」18号)、笹田桃子「雄弁なる耳。寡黙なる耳」(「レトリック京都Ⅱ」7号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 2月 5日(火)09時01分44秒
「図書新聞」第3085号 (2013年02月09日)同人誌時評(1月)たかとう匡子氏筆
題「地方からの視点で書くシステムが重要」
関東文芸同人誌交流会の掲示板http://9301.teacup.com/douzinnnzassi/bbsより転載。
<東谷貞夫さん調べ>
●●「同人誌時評」たかとう匡子(図書新聞・2月9日号)
今回に取り上げられた同人誌と作品。
 ●「文学雑誌」88号(大阪府):杉山平一追悼号
  その他の作品:大塚滋「文鎮」
  枡谷優「外国切手」
  竹谷正「わが懐かしのチャンバラ映画」
 ●「菱」180号(鳥取県):手皮小四郎「モダニズム詩人 荘原照子 聞書――松江の人々/布野謙爾・杉山平一・影山節二」
 ●「めらんじゅ」14号(京都府):寺岡良信「小説という形の批評――小林信彦『うらなり』を読む」
 ●「メタセコイア」9号(大阪府):和泉真矢子「林檎」
 ●「じゅん文学」74号(愛知県):小久保圭介「宮熊」
 ●「鳥語」65号(奈良県):左近育子「曇り空」
 ●「澪」創刊号(神奈川県):大城定「暗渠」
               石渡均「映画監督のペルソナ 川島雄三論(一)」
               柏山隆基「ポオの美について〈ノート)(一)」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 1月29日(火)12時01分47秒
「西日本新聞」2013年01月29日(火)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「雑誌と単行本」
浜崎勢津子さん『私の四国遍路』(株式会社マルニ発行)、後銀作さん『郷愁の原風景』(九州文学社発行)
「独り居」2号(福岡市)片科環さん、「Garance」20号(同)より鈴木比嵯子さん・周防凛太郎さん「蕎麦打ち侍」・新名規明さん「石橋忍月について」、「詩と真実」763号(熊本市)より正田吉男さん「建立」

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 1月26日(土)14時34分40秒
「文芸思潮」第49号(2013冬)2013年1月25日発行
「全国同人雑誌評」全国同人雑誌振興会/東谷貞夫
●「じゅん文学」73号(愛知県)より「空地のまんなか」(猿渡由美子)・「覇王樹~サボテン~」(北原深雪)●「文芸中部」91号(愛知県)より「それは石臼からはじまった」(朝岡明美)・「地上十センチの水」(北川朱美)●「峠」62号(愛知県)より「孝子」(そのなごみ)・「水鳥(みどり)駅のファンタジー」(原あやめ)●「季刊作家」78号(愛知県)より「時計の針が止まるとき」(佐藤たまき)●「遊民」6号(愛知県)より「杉浦民平さんの人と文学」(別所興一)・「怪人・当九郎伝説」Ⅳ(稲垣喜代志)●「R&W」12号(愛知県)より「壁の音」(霧関忍)●「文芸シャトル」75号(愛知県)より「本能寺の変・殺人事件<上>」(堀本広)●「小説π」11号(埼玉県)より「ローレライ」(長嶋絹絵)●「海」86号(三重県)より「とうのみね」(紺谷猛)・「養老」(遠藤昭己)●「流域」70号(京都府)より「一八七〇年代のマネとゾラ-書簡を中心とする交友について」(吉田典子)●「MON」創刊号(大阪府)より「小川」(浅井梨恵子)●「ぱさーじゅ」27号(大阪府)より「春を待ちながら-三」(宇野勝之)・「今は夢中(二)旅する女」(豊田マユミ)・「滴に酔う時」(一)(冬樹真沙)●「播火」84号(兵庫県)より「闇の湖、光のハーブ-前編」(山田正春)●「たまゆら」88号(滋賀県)より「長安の振子-第三章(三)」(梅本修一郎)●「安芸文学」81号(広島県)「斑猫(はんみょう)」(藤井翠)●「群青」81号(東京都)より「十のアリア(九)『私の名はミミ』-大西麗 四十五歳」(渡邊裕子)●「南風」32号(福岡県)より「弓子の挑戦」(渡邊弘子)・「洗面台」(和田信子)・「台風」(宮脇永子)●「鉄道林」52号(北海道)●「カプリチオ」38号(東京都)より「いくたびの、昭和幻燈館」(塚田吉昭)●「カオス」19号(東京都)より「調子の海と人たちと」(城邦子)●「私人」76号(東京都)より「日本赤軍爆破事件余波」(柴しげる)●「北」58号(東京都)より「立神様(たつかんさあ)」(寺本五郎)●「文芸事始」30号(東京都)より「エール」(山田修治)●「孤帆」18号(神奈川県)より「パーティー」(北村順子)●「狐火」17号(埼玉県)より「オルゴール」(志野木保子)
●推薦作
「それは石臼からはじまった」(朝岡明美/「文芸中部」91号)、「とうのみね」(紺谷猛/「海」86号)、「台風」(宮脇永子/「南風」32号)、「ローレライ」(長嶋絹絵/「小説π」11号)、「空地のまんなか」(猿渡由美子/「じゅん文学」73号)
●準推薦作
「本能寺の変・殺人事件(上)」(堀本広/「文芸シャトル」75号)、「養老」(遠藤昭己/「海」86号)、「洗面台」(和田信子/「南風」32号)、「いくたびの、昭和幻燈館」(塚田吉昭/「カプリチオ」38号)、「パーティー」(北村順子/「孤帆」18号)、「覇王~サボテン~」(北原深雪/「じゅん文学」73号)、「オルゴール」(志野木保子/「狐火」17号)、「十のアリア(九)『私の名はミミ』-大西麗 四十五歳」(渡邊裕子/「群青」81号)

投稿者:ひわき 投稿日:2013年 1月16日(水)17時03分14秒
「週刊読書人」第2971号(2013年01月04日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「季刊 ココア共和国」11より浪玲遙明(ナミタマハルアキ)「逃げない」・秋亜綺羅「編集前記」、「駱駝の瘤 通信4」より秋沢陽吉「コップとマスクと樹皮と」、「吉村昭研究」20号より和田宏「司馬遼太郎と吉村昭の歴史小説についての雑感1」
竹内清巳「女性像の象徴一見」(「群系」30号)、諸井学「マルクス昇天」(「播火」85号)、大城さよみ「「ヘレンの水」作品抄」(「?」94号)、岡本信也「考現学採集の講座で デザイン生活手帖」(「象」74号)、静岡征雄「私の出会った作家たち」(「民主文学」1月)

「三田文學」第91巻 第112号・冬季号・2013.02.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
《今号で取り上げられた作品》
猿渡由美子「空地のまんなか」(「じゅん文学」73号、名古屋市緑区)/塚越淑行「海に消える」(「まくた」277号、横浜市戸塚区)/山之内朗子「夫の遺書」(同上)/柳澤藍「苗代の頃」(同上)/新井春香「きらい嫌い」(「法政文芸」8号、東京都千代田区)/長野桃子「僕の足元にはうさぎがいる」(同上)/鴻農映二「憲法第25条」(「雲」175号、東京都千代田区)/山口馨「水の言葉-かたわらで-」(「渤海」64号、富山県富山市)/熊谷文雄「にせ藩札づくり」(「異土」5号、奈良県生駒市)/野坂喜美「墓穴」(「米子文学」62号、鳥取県米子市)/家田満「謝絶」(「河108」28号、札幌市南区)/行方のな「さつき姫のノート」(同上)/越前結花「夕暮れの森を抜けて」(同上)/磯目健二「白と黒」(「槙」35号、千葉市若葉区)/脇三寿枝「臍の緒は桐の箱に」(「安藝文學」81号、広島市東区)/長瀬葉子「あずき色の電車に乗って」(「とぽす」52号、大阪府茨木市)/吉井惠璃子「二の糸 三番」(「季刊農民文学」298号、群馬県みどり市)/丸山修身「五十年」(「文芸復興」125号、東京都新宿区)/関野みち子「花あたり」(「ぱさーじゅ」27号、大阪市北区)/神倉鏡「メダカ」(「カプリチオ」38号、東京都世田谷区)/中村徳昭「晩春鉛色」(「30」3号、東京都杉並区)/石田出「盆踊り」(同上)/倉永洋「鏡の向こうの顔」(「雪渓文學」64号、大阪市住吉区)/大庭三郎「夕焼け空」(同上)/郷正文「帰去来幻想」(「AMAZON」455号、兵庫県尼崎市)/吉保知佐「木洩れ日の記憶」(同上)/稲葉けい子「三界」(「木木」25号、佐賀県唐津市)
●ベスト3
勝又氏:1.猿渡由美子「空地のまんなか」(「じゅん文学」)、2.長野桃子「僕の足元にはうさぎがいる」(「法政文芸」)、3.野坂喜美「墓穴」(「米子文学」)
伊藤氏:鴻農映二「憲法第25条」(「雲」)、長野桃子「僕の足元にはうさぎがいる」、野坂喜美「墓穴」