同人誌評・2011年

2010年分2009年分
2008年分2007年分(1~5月なし)2006年分(11・12月なし)2005年分(7月から)


投稿者ひわき 投稿日:2011年12月28日(水)09時54分15秒
「週刊読書人」第2917号(2011年12月2日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「農民文学」(295号)より鹿島茂「詩撰集 東日本震災日記」、「出現」3号より内村和「十九歳の夏・漂流」、「文芸思潮」42号より山田まさ子「わたしのメルトダウン」、竹内みちまろ「万年筆と私」(「サロン・ド、マロリーナ」3号)、斉藤秀明「佐藤優」(「VAV(ばぶ)17」)
「2011年『未来』創刊60周年記念大会 石畑由紀子『大会印象記』他」(「未来」718号)、安宅夏夫「室生犀星評伝のために」(「長帽子」73号)、音森れん「幻の家族」(「婦人文芸」91号)、「野田文学」12号(特集 宗谷夏爾没後20年)、橘倉久美子「神戸・大阪修学旅行記」(「文宴」116号)

「西日本新聞」12月27日(月)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「歴史上の出来事」
宇内帰一さん「共犯者」(「ガランス」19号、福岡市)、神崎たけしさん「帰郷」(第七期「九州文学」16号、福岡県中間市)、同誌より波佐間義之さん「黒い赤ちゃん」・花田衛さん「幻影記(上)」
追悼特集は「海峡派」123号(北九州市)では石谷富士男さんと今村元市さん、「ガランス」では田瀬明子さん
本年、メーンとして取り上げたのは24作品。雑誌別では第七期「九州文学」から3作品、「竜舌蘭」(宮崎市)、「南風」(福岡市)、「火山地帯」(鹿児島県鹿屋市)からそれぞれ2作品。他は1作品。
1月には「竜舌蘭」の鮒田トトさんが亡くなられた。

投稿者ひわき 投稿日:2011年12月13日(火)10時45分31秒
「樹林」Vol.562(大阪文学学校・葦書房)
小説同人誌評38「未来の小説」佐々木国広筆
葉山郁生「青池の辺(ほとり)」(『たまゆら』第83号)、奥野忠昭「誰(た)そ彼(がれ)どき」(『せる』第87号)、仲村比呂「ヨタロー」(『旅かばん』第3号)、島雄「恋するひじりたち」(『飢餓祭』第35号)、橘雪子「父の復讐」(『樹林』第557号)、神通明美「白桃」(『ペン』第6号)、ひわきゆりこ「プライド」(『胡壷』第10号)、長木玲子「三原のあばれ川」(『淡路島文学』第6号)、小西九嶺「幻夏」(『あるかいど』第44号)、湖海かおる「猫宵」(『異土』第3号)、森口透「一八〇四年の一ドル銀貨」(『あべの文学』第13号)、眞鍋れい子「リラの砦」(『婦人文芸』第90号)、田中一葉「鯛ロック」(『カム』第8号)

投稿者ひわき 投稿日:2011年12月11日(日)15時33分4秒
「季刊文科」第54号2011年11月30日発行「同人雑誌季評」
◆勝又浩氏「リアリティと自然さと」
夏川戸詠子「ぐるぐる」(「飢餓祭」35集、奈良市)、同誌より夏当紀子「ゆれる、膨らむ」、島雄「恋するひじりたち」、種谷昌子「キャラメル」(「ペン」6号、富山市)、同誌より川島昭子「霞という女」、森静泉「シャンデリアの記憶」(「狼」58号、高崎市)、同誌より桐淵のぶ子「城下町の春」、藤田愛子「たなばた」(「構想」50号、東御市)、同誌「第50記念号」回想より発行人・崎村裕、「土曜文学」(6号、立川市)より「追悼 針生一郎さんを偲ぶ」、小島恒夫「嫌っていたおやじ、が」、佐伯恵子「公園のベンチで語りたい」、下澤勝井「五郎の東京地図」、権野宏子「覚えていますか、わたしのこと」(「AMAZON」447号、尼崎市)、同誌より山脇一利の評論「最初の忠臣蔵」、中川法夫「自画像」(「滋賀作家」114号、守山市)、西村敏道「或るカメラマンの死」(「飃」87号、宇部市)
◆松本道介氏「ヘッセよりうまい?」
永井達夫「タカシの『恋愛小説』」(「VIKING」728号、和歌山県高野市)、難波田節子「ノアの孤独」(「遠近」44号、東京都)、千田洋子「いわし雲」(「じゅん文学」68号、名古屋市)、古木信子のエッセイ「気遣い語」(「季刊午前」45号、福岡市)、石井利秋「小さな花壇」(「小説家」134号、東京都)、昆道子「枯れた柿の葉が駆け廻る」(「碑」97号、東京都)、桑村勝士「渓と釣りを巡る短編Ⅱホタルの導き」(「胡壷」10号、福岡県須恵町)
●「同人誌の現場から」投稿は以下
「同人誌に書くこと」木下径子(「街道」主宰)、「『変わる』ということ」西内真次郎(「風樹」主宰)、「三無主義」杉本増生(「半獣神社」)、「二十七年の軌跡」鈴木重生(「小説家」編集人)、「没後なお活躍される吉村昭先生」桑原文明(「吉村昭研究会」)「少数派の居直り」暮尾淳(『騒』編集人)、「凡庸なる人」竹中忍(北斗主宰)

投稿者ひわき 投稿日:2011年12月 3日(土)14時38分34秒
「西日本新聞」11月30日(月)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「秋の景色」
椿山滋さん「富有柿の教訓」(「宇佐文学」51号、大分県宇佐市)、神宮司ほづみさん「竿のむこうに」(「雑草(あらくさ)」17号、福岡県筑後市)
浜崎勢津子さん『生(いのち)の軌跡』(マルニ発行)、井本元義さん『ロッシュ村幻影 仮説アルチュール・ランボー』(花書院)
「あかね」(鹿児島市)90号記念号より特集「あかねと私」、随筆で行弘和子さん「水引草の季節に思う」、「海」第2期6号(花書院)より有森信二さん「虚空疾走」

投稿者ひわき 投稿日:2011年11月14日(月)16時18分50秒
「週刊読書人」第2913号(2011年11月4日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「震災の碑-宮城県発・潮音のうた-」(私家版 仙台潮音歌会発行)(仙台市青葉区)より菅野哲子「強い絆のもとで」・藤井敬子「沙羅の花」
「北奥気圏」7号「片隅の弘前」特集より太田由喜「私が知っている寺山修司さんのこと」、小原淳子「しゃらの花」(jeu4号)、「VIKING」729号より宇江敏勝「松若」「おきぐすり」、「ジャパン・ポエトリー・レヴュー」16号(日本英米詩歌学会)より高市順一郎「芭蕉の<風雅>と<奥の細道>に倣って」
「たね」40号(椎名麟三生誕一〇〇年記念)、須田知之「木歩、私の一歩」(「虚空」41)、寺田ゆう子「波」(「TEN」94号)、木村隆之「他人の顔」(「詩と真実」748号)、金沢欣也「卯月残影」(「人間像」181号)、桜井清信「鳥のことであるが」(「流氷群」54号)

「図書新聞」第3027号(2011年11月12日)「同人誌時評」(10月)たかとう匡子氏筆
題「圧倒的な現実の前で書くということ」
「琅」第24号(琅の会)よりゆとろ満「着信あり、東日本異変」、「仙台文学」第78号(仙台文学の会)より近江静雄「鹿ケ城」、「この場所ici」第5号(この場所iciの会)より三田洋「鈴と小鳥とそれからの私-大震災後と金子みすゞ」、「文人」第54号(文人の会)より平出洸「与謝野晶子と関東大震災」、「孤愁」第9号より豊田一郎「屋根裏の鼠」
エッセイでは「船団」第90号(船団の会)より木村和也「美しい花を咲かせるには」、「LOTUS」第20号(LOTUSの会)より志賀康「大震災のこと」
詩では「流」第35号(宮前詩の会)より麻生直子「残骸」

投稿者:ひわき 投稿日:2011年11月 9日(水)11時13分30秒
「讀賣新聞」(時評-小説)西日本地域版2011年11月8日(火)夕刊・松本常彦氏筆
題「置き去りにされた側」
月刊同人誌「詩と真実」(熊本市)750号記念号より角田真由美「見知らぬ私」、黒川嘉正「精霊流し」、西園春美「春のまなざし」

投稿者:ひわき 投稿日:2011年11月 4日(金)14時43分53秒
「週刊読書人」第2909号(2011年10月7日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
松田解子「敗戦日記(一九四五年五月三十日~十二月二十六日)(「民主文学」10月号)
「吉村昭研究」15号より岩佐毅「私に生きる勇気を与えてくれたこの一冊 吉村昭著『漂流』、和田宏「講演 編集者が見た吉村昭さん」
沢昌子「帰る家は十八階」(「回転木馬」21号)
豊田一郎「屋根裏の鼠」(「孤愁」9号)、森啓夫「復刊・文学街十四年の歩み」(「文学街」287号)、工藤力男「日本語雑記」(「成城文芸」214号)、久野治「やきものと加藤氏」(「胞山」24号)、桐生久「天窓のある家」(「矢作川」18号)、友枝力「夜刀の神の祭り」(「セコイア」38号)、野末明「室生犀星と高村光太郎」(「芸術至上主義文芸」36号)

投稿者:ひわき 投稿日:2011年10月31日(月)08時19分54秒
「西日本新聞」10月31日(月)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「折り返し点」
紺野夏子さん「死なない蛸(たこ)」(「南風」30号、福岡市)、田所喜美さん「患者様」(「火山地帯」167号、鹿児島県鹿屋市)
「南風」30号記念号より松本文世さん「南風三十号発刊を迎えて」、創刊号からの「総目次」、二月田笙子さん「廃墟の月」
「午前」90号(福岡市)より明石善之助さん「頭白かる翁」、青海静雄さん「土の匂い」

投稿者:ひわき 投稿日:2011年10月11日(火)16時30分57秒
「三田文學」第90巻 第107号・秋季号・2011.11.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
《今号で取り上げられた作品》
米沢朝子「暗い谷」(「高知文学」37号、高知市)/芦原瑞祥「胸の怪物」(「カム」8号、奈良県桜井市)/松本文世「ドリームコート 五〇一号」(「南風」29号、福岡市)/千田よう子「いわし雲」(「じゅん文学」68号、名古屋市)/「堀純「天保銭」(「無名群」90号、青森県弘前市)/和田信子「プロジェクト」(「南風」29号、福岡市)/石井利秋「小さな花壇」(「小説家」134号、東京都国分寺市)/園村昌弘「神隠しの夏 劫火」(「詩と眞實」743号、熊本市)/吉田真枝「田園」(「詩と眞實」745号、熊本市)/谷村紀子「路地」(「風紋」6号、富山市)/立花雪子「父の復讐」(「樹林」557号、大阪市)/八重垣カヲル「片花結び」(「江南文学」62号、千葉県流山市)/さとりあい「十九歳」(「季刊作家」74号、愛知県豊田市)/遠藤昭己「そばやまで」(「海」83号、三重県四日市市)/浅田厚美「はづかし病」(別冊 關學文藝」42号、大阪市)/十河順一郎「失せ鶏」(「木曜日」28号、新宿区)/谷澤信憙「遭難」(「風」85号、長野県岡谷市)/山下智恵子「サダと二人の女」(「遊民」3号、名古屋市)/磯崎仮名子「冴え冴えとした笛の音」(「火涼」63号、三重県鈴鹿市)/朝岡明美「景清舞う」(「中部文芸」87号、愛知県東海市)/本興寺更「板株」(「中部文芸」87号、愛知県東海市)/中田重顕「霧吹観音堂」(「文宴」115号、三重県松阪市)
●ベスト3
勝又氏:1番・米沢朝子「暗い谷」(「高知文学」)、2番・十河順一郎「失せ鶏」(「木曜日」)、3番・石井利秋「小さな花壇」(「小説家」)
伊藤氏:1番・米沢朝子「暗い谷」(「高知文学」)、2番・和田信子「プロジェクト」(「南風」)、3番・本興寺更「板株」(「中部文芸」)
●前回とあわせた最優秀作
高橋陽子「二等辺と錯覚形」(「せる」)
奨励作
佐久間慶子「訪問者」(「繋」)、塚田源秀「かばた」(「せる」)

投稿者:瑞祥  投稿日:2011年10月 9日(日)21時17分19秒
『樹林』vol.559 小説同人誌評37 佐々木国広 氏
山脇一利「コロッセウムの豚」(『AMAZON』第446号)、井ノ口夏恵「猫の目」(『てくる』第9号)、森岡久元「別荘橋のできごと」(『酩酊船』第二次第26集)、松本昌彦「かもめ」(『米子文学』第59号)、泉りょう「三伏の候」(『せる』第86号)、長井正広「スマイル」(『八月の群れ』第53号)、山本日出子「ネバナラヌ」(『たまゆら』第82号)、宇江敏勝「残された心」(『VIKING』第724号)、佐藤駿司「浮游の首」(『半獣神』第90号)、滝尾鋭治「再会」(『あべの文学』第12号)、文正夫「それでも春は」(『雑記囃子』第12号)、錺雅代「飛天の朱色」(『森時計』第9号)、折合総一郎「あかね色」(『法螺』第64号)、西野小枝子「針の穴ほどの」(『檣』第30号)
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投稿者:ひわき 投稿日:2011年10月 6日(木)09時22分15秒
「西日本新聞」9月30日(金)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「『額縁』の役割」
箱嶌八郎さん「黒田藩駒曳き地蔵異聞」(第七期「九州文学」15号、福岡県中間市)、上野かおるさん「おさなごころ」(「河床」32号、福岡県八女郡)
「九州文学」よりマキ葉児さん「軍艦島が、飛んだ!」、山本友美さん「うりずん日記」(「河床」)
「すとろんぼり」10号(福岡県久留米市)より後藤みな子さん「高円寺へ」

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 9月21日(水)11時27分38秒
「讀賣新聞」(時評-小説)西日本地域版2011年9月13日(火)夕刊・松本常彦氏筆
題「隣人への微妙な距離感」
西村敏通「或るカメラマンの死」(「飃」87号)、山田啓二「干潟の光景」(「季刊午前」45号)

「毎日新聞」西日本地域版2011年9月19日(月)朝刊「ことばの森から」小説編<7~9月>古閑章氏筆
タイトル「なぜ書く」
西村敏通「或るカメラマンの死」(『飃』第87号)、木下恵美子「阿修羅」(『詩と眞実』第745号)、矢和田高彦「ひな人形」(『文芸山口』第298号)
桑村勝士「渓と釣りを巡る短編Ⅱホタルの導き」(『胡壷・KOKO』第10号)、ひわきゆりこ「プライド」(同)
伊藤幸雄「モンスター・ペアレント」(『海峡派』第122号)、高崎綏子「当世職人気質」(同)
よしのあざ丸「雨が雪に変わる時」(『季刊午前』第45号)

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 9月12日(月)08時32分42秒
「週刊読書人」第2904号(2011年9月2日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
木田次郎「わが半生記」(「水晶群」61号)
「文藝11」(大阪芸術大学文芸学科)は卒業制作の優秀作掲載。矢吹尚美「百鬼夜行で会いましょう」(学科賞受賞作)・徳田光陽「不器用なことば 松本隆作詞論」(研究室賞)
「群系」27号「戦争と文学 昭和文学の水脈」特集より勝原晴希「大木惇夫『海原にありて歌へる』を考える」・野口存弥「野間宏『顔の中の赤い月』の背後に」・市原礼子「神保光太郎『南方詩集』他について」
小南武朗「花の星座」(「札幌文学」76号)、宇佐美宏子「裸身」(「中部ペン」18号)、山下啓子「思い遙かに」(「まくた」272号)、松尾升子「役作り」(「佐賀文学」28号)、藤田充伯「物語と記録高井有一掌論(「R&W」10号)、浅田高明「オリオンの星は燦めく」(「異土」3号)

「図書新聞」第3029号(2011年9月10日)「同人誌時評」(8月)志村有弘氏筆
題「文芸作品の見事な〈芸〉」
『命が危ない 311人詩集-いま共にふみだすために」(コールサック社)
小説-宮崎喜代美「魔法の鏡」(「九州文學」第537号)・見良津珠里子「コバルトブルーのインスタントタイム」、奥野忠昭「誰そ彼どき」(「せる」第87号)、平維茂「英霊達の怒り」(「文學街」第287号)、松本寧至「少年行」(「月光」第5号)
歴史小説-乾浩「房総の旋風-忠常蹶起す」(「槇」第34号)
時代小説-佐藤駿司「首切り人形」(「半獣神」第91号)
『全作家短編小説集』第十巻目、「文學街」より『小・掌編作品選集』[6]
エッセイ-森真沙子「元興寺と呼ばれた鬼」(「谺」第62号)、島雄「恋するひじりたち」(「飢餓祭」第35号)
詩-比暮寥「夢ひかり」(「潮流詩派」第226号)、齊藤貢「小高にて」(「歴程」第575号)
追悼号(含訃報)-「あふち」第66巻第3号が香田ゆき、「AMAZON」第448号が安西宏隆、「海鳴り」第23号が島田陽子と宗秋月、「遠近」第43号が藤野秀樹、「九州文學第537号が福島ひとみ、「新現実」第109号が稲葉有、「槇」第34号が中村靖子

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 9月 3日(土)08時14分45秒
「週刊読書人」第2900号(2011年8月5日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「ずいひつ 遍路宿」190号より三好一彦「東日本大震災に思う」、青山詩帆「いのち」、赤松秀子「復興への道」
「Q文学」2号より玉井五一「Qへの独白めいた気儘な手紙」、「象」69号より稲垣友美「円卓」
磯部朋子他著『水の星』(私家版)、宇江敏勝「都会へ」(「VIKING」726号)、森啓夫「復刊・文学街の歩み」(「文学街」286号)、中山みどり「父の卒業論文」(「連用形」30号)、松嶋節「渡り鳥の日記」(「文宴」115号)、千田よう子「幻想の街」(「全作家」82号)

「図書新聞」第3027号(2011年8月27日)「同人誌時評」(7月)福田信夫氏筆
題「同人誌の鑑となる健在ぶりの二誌」
『遊民』より伊藤幹彦「十歳の集団疎開児」、大牧富士夫「おぼえ書き・西沢あき子さんのこと」
『異土』より「ゲルツェンとマルクスにおける人間と社会の関係」・「イロニーについての覚書」・「松本清張と森鴎外」、浅田高明「オリオンの星は燦めく」
『群系』27号の特集「戦争と文学-昭和文学の水脈」より野口存彌「野間宏『顔の中の赤い月』の背後に」、澤田繁晴「現代日本に通じる戦争日記」
『文学街』286号より森啓夫「復刊・文学街の十四年の歩み(1)」、『コブタン』34号より須田茂「武隈徳三郎とその周辺(二)」、『Q文学』2号より玉井五一「Qへの独白めいた気儘な手紙」
新田次郎記念会誌『新田次郎文学賞 30年の歩み』、『吉村昭研究』14号より「私の選んだ吉村昭ベスト3」、『海鳴り』23号より庄野至「僕がパブリカで走った夜」・大塚滋「化学の錯誤(続)」・涸沢純平「二つの訃報(島田陽子と宗秋月への追悼)」
『一宮館文庫』は18号で休刊

「西日本新聞」8月31日(水)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「二つの視点」
坂本梧朗さん「財布譚」(「海峡派」122号)、ひわきゆりこさん「プライド」(「胡壷・KOKO」10号、福岡市)
桑村勝士さん「ホタルの導き」(前出「胡壷・KOKO」)、神川こづえさん「サンディと月下美人」(前出「海峡派」)
「周炎」46号(北九州市)特集「新たに発見された岩下俊作の随筆」八田昂さん編

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 8月25日(木)12時28分10秒
「季刊文科」第53号2011年8月16日発行「同人雑誌季評」
◆松本道介氏「書くことの難しい時代」
「龍舌蘭」(181号、宮崎市)は鮒田トト追悼特集号、同氏作「季刊文科」41号転載の「天国泥棒」、同誌より久保輝巳「井戸」(「幼幻記一一)、さとりあい「十九歳」(「季刊作家」74号、名古屋市)、同誌より小森好彦「ひとことに、はかなき夢をおい波の」、来住彰作「むぎわら帽子」(「土曜文学」第6号、立川市)、磯崎仮名子「冴え冴えとした笛の音」(「火涼」63号、鈴鹿市)、同誌より衣斐弘行「金閣火番」、安芸宏子「第六回レイクサロン およびその他の収穫」(「半獣神」91号、高槻市)
◆勝又浩氏「戻り道からの発見」
荒木武「ぼやき」(「残党」32号、神奈川県高座郡)、垂水ゆう「一筆地・乙森四四」(「胡乱」2号、福島市)、「塩分」(春日部市)52号より小関智弘「二〇一〇年を送る」他10人の文章、「海塔」(45号、大和市)も「四十五周年記念号」、同誌より源哲鷹「『海塔』四十五年を顧みて」、同誌より宮乃井八千代「■世紀のローズたち」、丸山修身「銀子の話(「文芸復興」23号、東京都)、「法螺」(64号、枚方市)より高橋惇「茶髪」、同誌より西向聡「鬼火」、中川由布子「大釜のある職場」(「京浜文学」17号、横浜市)、同誌より新井知次「南北線の女」、大森盛和「遊行柳」(「風の道」4号、東京都)、同誌より泉紀子「貝のふうりん」
●「同人誌の現場から」投稿は以下
「だから書き続けている」川上悦子(作品・Tグループ)、「川崎彰彦という地場で」島田勢津子(「黄色い潜水艦」編集人)、「『同人誌』と言わない雑誌」定道明(「青磁」代表)、「雪の伊勢本街道」水田まり(「勢陽文芸」)

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 8月 4日(木)08時04分23秒
「西日本新聞」8月1日(月)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「余情」
立石富生さん「独白日和」(「火山地帯」166号、鹿児島県鹿屋市)、西村敏通さん「或(あ)るカメラマンの死」(「飃(ひょう)」87号、山口県宇部市)
「西九州文学」32号(長崎市)より昨年亡くなられた川道岩見さん「うつろ船考」、エッセーの浦川ミヨ子さん「もがりぶえ」
「ほりわり」25号(福岡県柳川市)は「南雲景介追悼特集」
「ARTING福岡」6号の特集「福岡デザインの底力」と「生成する身体~福岡のダンスパフォーマーたち」
「宇佐文学」50号(大分県宇佐市)は創刊三十周年記念号

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 7月 15日(金)13時48分47秒
「讀賣新聞」(時評-小説)西日本地域版2011年7月12日(火)夕刊・松本常彦氏筆
題「他の作品との『唱和』」
見良津珠里子「コバルトブルーのインスタントタイム」(「九州文学」通巻537号)、由比和子「櫛」(「九州文学」通巻536号)、井上百合子「戯曲 雁」(「火山地帯」166号)
「龍舌蘭」(181号)「鮒田トト追悼特集号」

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 7月13日(水)15時16分40秒
「三田文學」第90巻 第106号・夏季号・2011.08.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
《今号で取り上げられた作品》
中村徳昭「手巻きずし」(「30」創刊号、杉並区)/石田出「迷子」(「30」創刊号、杉並区)/佐久間慶子「訪問者」(「繋」5号、大阪府吹田市)/田ノ上淑子「セカンドライブ」(「原色派」65号、鹿児島市)/朝比奈敦「隠れ里」(「飃」86号、山口県宇部市)/垂水薫「二人」(「照葉樹」10号、福岡市)/水木怜「みつさんお手をどうぞ」(「照葉樹」10号、福岡市)/塚田源秀「かばた」(「せる」86号、東大阪市)/高橋陽子「二等辺と錯覚形」(「せる」86号、東大阪市)/中村桂子「足の記憶」(「朝」30号、千葉県茂原市)/朝岡明美「踏切の音」(「文芸中部」86号、愛知県東海市)/岩本俊夫「時の氷室」(「風?」31号、横浜市)/飛田一歩「張り込み」(「湧水」48号、豊島区)/石井国夫「海の神」(「火」8号、中野区)/中山茅集子「蝦蛄」(「ふくやま文学」23号、福山市)/小田切芳郎「聖夜」(「層」113号、長野県飯山市)/美馬翔「疾走するビル街をはらんだ列車」(「異土」2号、奈良県生駒市)/秋吉好「三井寺本覺坊暹好の実像(「異土」2号、奈良県生駒市)/山田緋紗野「天晴橋」(「じゅん文学」67号、名古屋市)/大森康宏「隅田・花川戸界隈」(「八月の群れ」53号、大阪府三島郡)/高橋菊子「鶯が啼く日」(「山形文学」100号、山形市)/宇江敏勝「蓑」(「VIKING」722号、和歌山県伊都郡)/野坂喜美「原因不明」(「米子文学」59号、鳥取県米子市)/寺岡洋子「女は……機械」(「AMAZON」445号、尼崎市)
●ベスト3
伊藤氏:高橋陽子「二等辺と錯覚形」(「せる」)、塚田源秀「かばた」(「せる」)、山田緋紗野「天晴橋」(「じゅん文学」)
勝又氏:高橋陽子「二等辺と錯覚形」(「せる」)、佐久間慶子「訪問者」(「繋」)、塚田源秀「かばた」(「せる」)

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 7月 6日(水)16時28分2秒
「週刊読書人」第2895号(2011年7月1日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
岩手県滝沢村で発行の詩誌「船」(143号)より大坪れい子さんの「後記」・「朝陽に向かって」及川良子・同氏のエッセイ「Nの目撃」
「コブタン」34号より須貝光夫「インド逍遥」・須田茂の評伝「武隈徳三郎とその周辺」
上山和音「time goes by」(「カム」8号)
桑島まさき「マイホーム建設トラブル記」(「木曜日」28号)、河合泰子「冬の薔薇苑」(「夢類」19号)、小池多米司「西欧へのまなざし」(「半身」42号)、多治川二郎「忘れ得ぬ人たち」(「別冊関学文芸」42号)

「図書新聞」第3021号(2011年7月9日)「同人誌時評」(6月)たかとう匡子氏筆
題「拡大する恐怖と不安のなかで」
「あまだむ」第113号(あまだむ短歌研究会)より木下長宏「<失われた時>を見出すとき」、「吟遊」第50号(吟遊社)より夏石番矢の俳句「津波と原子炉」、「笛」第256号(笛の会)より井崎外枝子「放射線量予報」、「多島海」第19号より森原直子「海が見えた」・江口節「この星の、その日」・彼末れい子「なんだって」、「ココア共和国」第6号(あきは書館)より秋亜綺羅「気づくと世界的な、歴史的な大震災のまっただなか-大震災・仙台から」、「イリプスⅡnd」第7号(イリプス舎)より岩成達也と瀬尾育生「詩その他をめぐる対話」・「幻の詩集『日本風土記Ⅱ』復元に向けて」、「鹿首」創刊号は「考える・からだ」特集、同誌より小林弘明「ロゴスと類似性」・細見和之「『なまもの』としての言葉」・竹重伸一「舞踏-運動から時間へ」・川村悟「G線上の舞踏Ⅰ」・長谷川六「ダンスの構造(structure)についての試論」

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 7月 1日(金)10時06分40秒
「西日本新聞」6月30日(木)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「愛の物語」
河合愀三さん「相思花」(「竜舌蘭」181号、宮崎市)、野沢薫子(すみこ)さん「霧中に佇む」(「九州文学」第七期14号、福岡県中間市)
「竜舌蘭」鮒田トトさん追悼特集号より樋脇由利子さん「出会っていたら」、尾川裕子さん「トトさんへ」
「邪馬台」179号(大分県中津市)より和気啓太郎さん「戸惑い」

投稿者:ひわき 投稿日:2011年 6月16日(木)15時07分6秒
「毎日新聞」西日本地域版2011年3月21日(月)朝刊「ことばの森から」小説編<1~3月>松下博文氏筆
タイトル「正常と異常」
田井英祐「正常の倒立」(「九州文学」12月号)、河合愀三「無窮動」(「龍舌蘭」180号)、後藤みな子「高円寺へ」(「すとろんぼり」9号)

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 6月11日(土)15時03分28秒
「週刊読書人」第2891号(2011年6月3日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「鶴」41号の「特集 鉛筆」に29名が執筆。同誌より是佐武子(埼玉 昭和元年生)「わが道…被爆の語り部として」
寺山あきの「ゴンタとバアチャン」(「出現」2号)
「若木分冊」2011年春号(国学院大学文芸部)より田舎源氏「孤独のカタチ」
稲垣信子「野上豊一郎の文学を追う」(「双鷲」75号)、園村昌弘「劫火」(「詩と真実」5月号)、永井孝史「陰気な楽しみ」(「碑」96号)、山中幸盛「第25話怠け病」(「北斗」5月号)、みずしなさえこ「シンズルサロンは花盛り」(「文学街」283号)、野上志乃「年の瀬は」(「りりっく」22号)、岡野陽子「純真な獣」(「文芸軌道」4月号)

「図書新聞」第3016号(2011年6月4日)「同人誌時評」(5月)志村有弘氏筆
題「老人文学の数々に注目」
「COALSACK」第69号の震災特集より黒川純の詩「ほんとうのことに向きあわねば」、武藤ゆかりの長文詩「巨大地震遭遇記」、鈴木比佐雄の詩「薄磯の木片」、若松丈太郎のエッセイ「原発難民ノート」
前出、若松の『福島原発難民 南相馬市・一詩人の警告』(コールサック社)
「くれない」第100号は「祈り 東日本大震災」と出して24名の短歌を掲載。玉城寛子、伊志嶺節子
寺崎孝子の詩「東北・関東巨大地震」(「詩と眞實」743号)、葉山修平の詩「美容室で」(あてのき第38号)
遠矢敏彦「薔薇の描線」(風の森第15号)、森岡久元「別荘橋のできごと」(酩酊船第26号)、川口啓史「老嬢」(文藝軌道第14号)、同文藝軌道より高橋ひとみ「夜のレクイエム」、通雅彦「母を夢みる」(北方人第15号)

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 6月 2日(木)14時33分22秒
「西日本新聞」6月2日(木)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「肯定する精神」
牧草泉さん「玉枝の生活」(「海」第2期5号、太宰府市)、松本文世さん「ドリームコート 五〇一号」(「南風」29号、福岡市)
「九州文学」臨時増刊号(福岡県中間市)より由比和子さん「櫛(くし)」、宮川行志さん「復活」
「照葉樹」特別号(福岡市)より水木怜さん「残照」
「南風」(前出)より紺野夏子さん「マーサの足音」

投稿者:瑞祥  投稿日:2011年 5月28日(土)10時30分58秒
『樹林』vol.556(2011年5月号)「小説同人誌評36」佐々木国広氏筆
森ゆみ子「ミミズ」(『空とぶ鯨』第11号)、大西智子「トモダチゴッコ」(『カム』第7号)、東恵未「壁と壁の間の子」(『樹林』551号)、嶺月耀平「ゆめおい」(『くれす』第6号)、大原正義「行人伝」(『水晶群』第60号)、美馬翔「疾走するビル街をはらんだ列車」(『異土』第2号)、浅田厚美「蛇香草」(『別冊關學文藝』第41号)、田中青「観覧車」(『港の灯』第3号)、武田民子「旅の断片」(『たまゆら』第81号)、竹内菊世「花冷え」(『飛行船』第8号)、長瀬葉子「恋の方程式」(『とぽす』第49号)、斎藤史子「終点へ」(『奇蹟』第64号)、北村順子「つっけんどんな夜に」(『孤帆』第17号)、十河順一郎「カプセル・タウンからの脱出」(『木曜日』第27号)


投稿者:ひわき  投稿日:2011年 5月26日(木)12時09分47秒
「週刊読書人」第2887号(2011年5月6日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
「遊民」創刊号より斎藤孝「『お髭の斉藤さん』と呼ばれて」
杉岡千幸「布をつなぐ」(「igneaイグネア」3号)
「草野心平研究」13より財部鳥子「天山文庫・・心平さんへ」・安井三吉「草野心平と中国」・「草野心平詳細年譜」
「多島海」9号より石山修司「埴谷雄高との邂逅」・富貴高司「退職したら驚いた」
富貴高司『埴谷雄高への感謝状』(多島海社、2000年9月)
中村靖則『古本屋慕情』(平安工房)、小林美雪「感謝のしるしを言おう」(「農民文学」292号)、稲沢潤子「墳墓」(「民主文学」5月号)、松原慶子「みじんこ日記」(「かわばた文芸」15号)、北沢佑紀「纏足」(「四国作家」43号)

「図書新聞」第3015号(2011年5月28日)「同人誌時評」(5月)福田信夫氏筆
題「教えられることの多い秀作多数」
『青稲』86号より「編集後記」・秋元有子「ひろき野へ(四の章)知力と理念の森へ」・赤井箱太郎「たそがれのビギン(下)の四」・田中純司「国に殺された青年 鶴彬 夕陽録新聞(六)」
『丁卯』29号より興津喜四郎「辻晉堂・小熊秀雄・岸澤惟安老師」・小堀文一「細部描写の真実性、我孫子時代の志賀直哉」
『みちくさ』4号より西脇久美子「刻み続けた家族の時間『回想の太宰治』」・田辺ゆかり「どしゃぶりの女『ヴィヨンの妻』」
『文芸復興』123号より上原アイ「吾木香の人 三ヶ島葭子」・西澤建義「松尾蝸社舎氏を偲んで」・堀江朋子「亀山恒子さんを悼む」
『焰』86号より蒲生直英追悼の亀川省吾「山塊とハタハタ」・阿部忠俊「偲ぶ」・西川和子「遠くなった風景」・山平健二(長井文学同人)「行動の詩人・蒲生直英さん」・金子秀夫「蒲生直英さんのこと」

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 5月22日(日)14時14分42秒
「季刊文科」第52号2011年5月13日発行
「同人雑誌季評」
◆松本道介氏「一寸先は闇」
石峰意作雄「俳句賞翫(第二回)」(「火山地帯」163号、鹿屋市)・同誌より立石富生「メール日和」・朝岡明美「踏切の音」(「文芸中部」86号、東海市)・西田宣子「宝物さがし」(「季刊午前」44号、福岡市)・井藤藍「あにいもうと」(「法螺」64号、交野市)・森静泉「残灯」(「狼」57号、高崎市)・同誌より萩原有記「きらめきの中へ」・佐々木欽三「萩原朔太郎の妹」他二篇(「街道」17号)
◆勝又浩氏「未知未経験の日々」
小野誠二「傘寿」(「北狄」352号、青森市)・同誌より宰木陽二「不条理」・中村桂子「足の記憶」(「朝」30号、茂原市)・木下健一「残像」(「播火」77号、姫路市)・栗原陽子「奇遇」(「丁卯」28号、沼津市)・北村順子「隠しごと」(「婦人文芸」89号、東京都)・北川朱美「会議室の窓」(「文芸中部」85号、東海市)・同誌より堀井精一「輝く夕陽」・森田高志「臭う檸檬」(「九州文学」12号、中間市)・同誌より波佐間義之「めばえ」・本千加子「情けは人のためならず」(「カンテラ」23号、西宮市)・樋蛎波二雄「広重と中野重治の肉体関係」(「裸人」28号、高岡市)
●「同人誌の現場から」投稿は以下
「百号を目標に」永井孝史(「碑」主宰)・「言葉に寄り添って」武田久子(「松山市 スクランブル社代表」)・「『日本海作家』の場合」張籠二三枝(「日本海作家」編集委員)・「書かずにいられない人たち」佐々木国広(『たまゆら』主宰)・「『文藝軌道』の位置」黒羽英二・「電話が繋いだ恩愛の絆-庄司肇さんへの追悼-」森啓夫(「文学街」主宰)・「中野重治再読」金山嘉城(「裸人」)・「基礎力の欠如」中村信雄(「旅と湯と風」代表)

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 5月11日(水)12時18分34秒
「讀賣新聞」(時評-小説)西日本地域版2011年5月10日(火)夕刊・松本常彦氏筆
題「震災後 問われる地力」
中瀬誠人「サウナ ニュー・ナカノシマ」(「文学界」2011年4月号)第41回九州芸術祭文学賞最優秀作、同賞佳作の悦本達也「ケージ」
以上を含む各地区優秀作は『九州芸術祭文学賞作品集41』(九州文化協会)に収録

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 5月 1日(日)09時16分54秒
「西日本新聞」4月29日(金)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「笑顔」
はなぶさりこさん「笑顔の君笑(くんしょう)」(「九州作家」125号、福岡県北九州市)
篠原眞さん「けろりん屋が来たぁ-売薬の旅(「杻の木」34号、佐賀県鳥栖市)、「杻の木」は今号が終刊号。同誌より藤田義則さん「確かな樹-ある畜産農家の戦後史⑥」、宮脇永子さん「モルダウに送られて」
「九州文学」第七期13号(福岡県中間市)より八重瀬けいさん「奇跡の鳥」、木匠葉さん「茶髪女と、それから」

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 4月23日(土)10時40分33秒
「週刊読書人」第2883号(2011年4月1日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
『SEITO百人一首 二〇一〇』(同志社女子大学)
須田茂「カズオ・イシグロにおける『越境』の内景」(「ペガーダ」10号)、「群獣」12号より長谷川寛「文学と政治の狭間で……検証・通信部時代」、「朝」30号より中村俊輔「新説 真杉静枝 第二十話」、「胞山」23号より久野治「やみものと加藤氏」
「鐘」23号より第28回大阪女性文芸賞受賞作は片岡真「ゆらぎ」、佳作は片島麦子「透明になった犬の話」
森啓夫「電話が繋いだ恩愛の絆」(「文学街」281号)、和泉志のぶ「お百度参り」(「まくた」271号)、よしのあざ丸「各駅停車に乗り換えて」(季刊「午前」44号)、伊東貴之「虚構のカルテ」(「八月の群れ」53号)、渡部美恵子「手紙」(「山形文学」100号)、菊田均「歴史徒然」(「時空」34号)

「図書新聞」第3011号(2011年4月23)「同人誌時評」(3月)たかとう匡子氏筆
題「文学者は逃げられない」
「ESコア」第20号「現代短歌との闘争」特集号より加藤英彦「幻の筆者への覚え書き-実在の筆者から非在の筆者へ」、「VIKING」第721号より中尾務「VIKING 2-(十二)」(VIKING CLUB)、「櫻尺」第38号より結城文「鏡像のゆらめき-多田智満子試論」、「文芸中部」第86号(文芸中部の会)より北川朱美「縮尺のない地図」、「照葉樹」第10号より水木怜「みつさんお手をどうぞ」、「エウメデス Ⅱ」第39号より松尾真由美「もしくは騒がしい喜劇から」、「ひょうたん」第43号(ひょうたん倶楽部)より絹川早苗「ささら さらさら ささめゆき」

冒頭の『SEITO百人一首 二〇一〇』(同志社女子大学)は高校生を対象にした短歌コンクールの作品集。1首を紹介します。
 りんごジャム煮詰めるように君のことコトコト思う今日秋深し

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 4月13日(水)08時53分45秒
「三田文學」第90巻 第105号・春季号・2011.05.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
《今号で取り上げられた作品》
中田重顕「去年今年」(「文宴」113号、松阪市)/米沢朝子「密-misoka-」(「蒼空」15号、高知市)/神盛敬一「稲荷山」(「港の灯」、神戸市)/神盛敬一「花見るあい間」(「飢餓祭」34号、奈良市)/佐藤睦子「坂の向こう」(「小説家」133号、国分寺市)/島田勢津子「しちゃかちゃ」(「黄色い潜水艦」53号、奈良市)/銚布坂大「切り捨てられた端数」(「とぽす」49号、茨木市)/長瀬葉子「恋の方程式」(「とぽす」49号、茨木市)/青木民男「ひと冬の奈良ものがたり」(「別冊・蒼海」、宝塚市)/加地慶子「プライベート・ノベル」(「まくた」270号、横浜市)/木下径子「二十歳の石段」(「街道」16号、武蔵野市)/飛田一歩「泉」(「湧水」47号、東京都)/奥野忠昭「海への日」(「せる」85号、東大阪市)/和泉あかね「秋の並木道」(「サロン・ド・マロリーナ」2号、東京都)/伊村恭子「ノーマルカーブの中央値切り」(「カム」7号、奈良県桜井市)/浅田厚美「蛇香草」(「別冊關學文藝」41号、大阪市)/和田浩明「昭和二十年、夏から冬へ」(「別冊關學文藝」41号、大阪市)/宮本史郎「ひとりぼっちのあいつ」(「銀座線」16号、東京都)/菊池尋子「廊下」(「天気図」9号、花巻市)/北緒りお「たまご」(「カプリチオ」34号、東京都)/木戸岳彦「覆面の下の突堤」(「季刊作家」72号、豊田市)/市川一雄「かがやく酸素のかたまり」(「黒馬」38号、岡谷市)/菊野啓「黒猫のティガティンガ」(「飛行船」8号、徳島市)/高木純「群鳥の水田」(「飛行船」8号、徳島市)/紺野夏子「石の家」(「南風」28号、福岡市)
●ベスト3
勝又氏:1番は米沢朝子「密-misoka-」(「蒼空」)・2番は中田重顕「去年今年」(「文宴」)・3番は神盛敬一「稲荷山」(「港の灯」)・奥野忠昭「海への日」(「せる」)も捨てがたい
伊藤氏:1番は米沢朝子「密-misoka-」(「蒼空」)・2番は神盛敬一「稲荷山」(「港の灯」)・3番は銚布坂大「切り捨てられた端数」(「とぽす」)
●前回も含めた1位
米沢朝子「密-misoka-」(「蒼空」)
奨励作
勝又氏:高橋陽子「さちあれ」(「せる」)・塚越淑行「豆腐屋の女」(「まくた」)

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 4月 2日(土)14時46分55秒
「西日本新聞」4月1日(金)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「回復」
西田宣子さん「宝物さがし」(「季刊午前」44号、福岡市)は「言葉へ・跳写真」特集の1編、川村道行さん「ママってテレビの人みたい」(「周炎」45号、北九州市)
「季刊午前」の特集よりよしのあざ丸さん「各駅停車に乗り換えて」、中川由記子さん「帰れない」
「ガランス」18号(福岡市)より周防凛太郎さん「霧が谷異聞」
戸川如風さん「蝉しぐれ」(「詩と真実」741号、熊本市)
『あなたと読んだ絵本のきろく』(柴田幸子著、石風社)、『地域に図書館はありますか?』(身近に図書館がほしい福岡市民の会編、同)

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 4月 1日(金)16時49分47秒
「文芸思潮」第40号2011.3月 「関東同人雑誌評」
●和田伸一郎氏筆
「まくた」269号(神奈川県)より「美紗子の一日」平井文子、「豆腐屋の女」塚越淑行、「マジワル」中絵馬
「狐火」15号(埼玉県)より「畑の果実はだれのもの」相川さやこ
「風の森」14号(東京都)より「林檎の傷」遠矢徹彦
「相模文芸」21号(神奈川県)より「ゲン」林光子
「素粒」8号(富山県)より「ゆるやかな悪意」若栗清子
「湧水」47号(東京都)より「泉」飛田一歩
「サロン・ド・マロリーナ」2号(東京都)より「秋の並木道」和泉あかね
「カプリチオ」34号(東京都)より「三月のメリーゴーランド」玉置伸在
「群系」26号より特集「大逆事件と文学」
「習志野ペン」91号(千葉県)について「コミュニティとしての同人誌」と題して
《今回の優秀作》
「美紗子の一日」平井文子「まくた」269号、「豆腐屋の女」塚越淑行「まくた」269号、「林檎の傷」遠矢徹彦「風の森」14号
《今回の準優秀作》
「畑の果実はだれのもの」相川さやこ「狐火」15号
●永野悟氏筆
《今回の優秀作》
「湯畑の向こう」欅館弘二「季刊遠近」第41号、「一つと一人若しくは二人」岡田四月「銀座線」第16号、「雨・利休ねずみ」糟屋和美「クレーン」第32号、「柘植の里」森啓夫「文学街」第278・279号
《今回の準優秀作》
「夕暮れパラダイス」ひさぎ・ふうじ「クレーン」第32号、「癒せぬ心の傷痕」一ノ瀬綾「シリウス」第20号、「アムール河の石」丹地甫「シリウス」第20号、「無花果物語」殿岡秀秋「狐火」第15号
《その他の作品》
「一発の拳銃と一丁の弾丸」渡辺勇輝「銀座線」第16号、「変転」麻生八郎「狐火」第15号、「長く冷たい雨」つのゆたろう「クレーン」第32号、「腐った魚」もろひろし「クレーン」第32号、「同級生」難波田節子「季刊遠近」41号、「ひとりぼっちのあいつ」宮本史郎「銀座線」第16号、「霜日和」志野木保子「狐火」第15号

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 3月28日(月)16時43分34秒
「文芸思潮」第40号2011.3月 全国同人雑誌評(全国同人雑誌振興会/五十嵐勉)
「胡壷(ここ)」9号(福岡県)より「小倉まで」(ひわきゆりこ)、「渓と釣りを巡る短編」(桑村勝士)、「壮吉の舞」(鰺沢圭)、「ドイツの伝説 グリム兄弟編集から(2)」(中山淳子)、「崖くずれ」(納富泰子)、「顔」(井本元義)
「渤海」59号(富山県)より「風景-悪虫(わるむし)」(山口馨)、「シャッター」(飯田労)、「クスリ」(上田千之)
「風の森」14号(東京都)より「叙情の根源[保田與重郎を問うことの意味]」(皆川勤)、「書物の海へ①『ポル・ポト』、『カントの人間学』、『物語』」(久保隆)、「林檎の傷」(遠矢徹彦)
「花眼」9号(東京都)より魚住陽子「シオノ」
「ぼんがら」28号(山形県)より「流れ解放」(水澤葉子)
「文芸中部」86号(愛知県)より「踏切の音」(朝岡明美)、「跡目」(本興寺更)、「縮尺のない地図」(北川朱美)、「再会」(蒲生一二)、エッセイ「無縁社会を考える-『私探し』から『私隠し』へ-」、「巨石」(三田村博史)
「鳥語」60号(奈良県)より「私は私である」(藤原正雄)、「亀鳴く」(岩田孝子)
「ぼいす」65号(神奈川県)より「利休切腹」(坪井喬)
〈優秀作〉「崖崩れ」(納富泰子/「胡壷」9号)、「顔」(井本元義/「胡壷」9号)、「風景-悪虫(わるむし)」(山口馨/「渤海」59号)、「シオノ」(魚住陽子/「花眼」9号)、「踏切の音」(朝岡明美/「文芸中部」86号)、〈改稿の条件付きで〉「縮尺のない地図」(北川朱美/「文芸中部」86号)
〈準優秀作〉「私は私である」(藤原正雄/「鳥語」60号)


投稿者:ひわき  投稿日:2011年 3月 9日(水)15時34分10秒
「讀賣新聞」(時評-小説)西日本地域版2011年3月8日(火)夕刊・松本常彦氏筆
題「千変万化する『平凡』な生」
田中慎弥「第三紀層の魚」(2010年12月号)
第4回北九州文学協会賞優秀賞の高見二郎「駆ける」(「ひびき」4号)
鮒田トト氏(「龍舌蘭」同人)訃報について、「繊細な感受性ゆえに生きにくい人びとを描き続け、時評子としても、次作を待っていた一人であった。」

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 3月 2日(水)16時03分54秒
「週刊読書人」第2875号(2011年2月4日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
加藤地矢「お母さん日記1」(「じゅん文学」65号)、斉藤孝「俳句を楽しみ、俳句で遊ぶ」(「象」68号)、「R&W」9号より由愛葵「カメさん」、「流氷群」53号より高野実「たかが犬、されど犬」
若い世代の同人。「メルキド」7号より盛武蘭緒「『1Q84』プラハ究極論」、「若木文学」(国学院大学文芸部)2010よりバーボン「リノリウムの滑走路」
青木哲夫『シコクイウナ』(鳥影社)、「群系」26号の特集「大逆事件と文学」、石原恵子「朝のこない夜」(「銀座線」16号)、山田梨花「父の遺産」(「とぽす」49号)、和田伸一郎「小説『ガダルカナル戦詩集』論」(「クレーン」32号)、広岡一「不用意な少年伝」(「黄色い潜水艦」53号)

「図書新聞」第3004号(2011年3月5日)「同人誌時評」(1月)福田信夫氏筆
題「大逆事件を描いた力作多数」
『群系』26号<特集・大逆事件と文学>より永野悟「大逆事件とは何か-秋水、須賀子、平出修、啄木から-」、野寄勉「奥宮健之の描かれ方-魅了された尾崎士郎・松本清張-」、安宅夏夫「夏目漱石と堺利彦」など8篇ほか「参考図書解題」として関連著書など15冊を同人が紹介
『構想』49号より崎村裕「百年後の友へ-大逆事件の新村忠雄-(第一回)」
『遊民』2号より大牧富士夫「多喜二の母を訪ねた-セピア色の記憶-」、同誌より山下智恵子「鹿に会う」、稲垣喜代志「怪人・唐九郎伝説(Ⅱ)-ロマンを追いつづけた美の巨人-」、伊藤幹彦「八歳の危険分子-なぜ校長室に呼ばれないのか-」
『時間と空間』64号より北岡善寿「読者の戯言」、河底尚吾「文化と文明(11)-テロリズムとクーデタ」
『海塔』創刊45周年記念号より源哲麿「『海塔』の四十五年を顧みて」、林虚太郎「老人と雀」
追悼2誌。『amigo』64号は「高須賀昭夫・その死・その生」、『クレーン』32号は中山茅集子ら3人が沼田晃一への追悼文
『coto(コト)』20号(終刊号)

「西日本新聞」3月2日(水)朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「メルヘン」
木村隆之さん「小さなテロリストたち-もしくは四つ葉のクローバーについて-」(「詩と真実」740号、熊本市)、水木怜さん「みつさんお手をどうぞ」(「照葉樹」10号、福岡市)
「しゃりんばい」33号(宮崎市)より曽原紀子さん「穴いっぱいに水が」、榎本朗喬さん「カリコボーズ」、佐々野喜市さん「ガリヴァーの足音」
「ひびき」4号(北九州市)は第4回北九州文学協会文学賞作品掲載。小説部門最優秀賞は高見二郎さん「駆ける」

投稿者:瑞祥  投稿日:2011年 2月28日(月)23時56分57秒
『樹林』vol.553 2011年2月号
「小説同人誌評 35」
佐々木国広氏 「作品に酔うとは」
竹内英海「蟻の走る家」(『AMAZON』第443号)、美月麻希「女たちの宴」(『白鴉』第25号)、久保田匡子「レクイエム」(『カンテラ』第23号)、北原洋一郎「曇り のち……」(『淡路島文学』第5号)、藤野碧「あしたの家族」(『いかなご』第9号)、翔明子「たらちねの」(『繋』第4号)、林さぶろう「鎮守の森」(『せる』第85号)、桑山靖子「流し雛」(『たまゆら』第80号)、川上悦子「フユの日記」(『作品・T』第18号)、竹内英海「借耕牛」(『てくる』第8号)、谷口俊哉「永遠にゆらぐ」(『雑記囃子』第11号)、夏川戸詠子「アルカディア」(『飢餓祭』第34号)、内田謙二「チャオとの夜明け」(『VIKING』第718号)、熊橋摂子「惜秋」(『滋賀作家』第112号)
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投稿者:ひわき  投稿日:2011年 2月17日(木)16時49分44秒
「季刊文科」第51号2011年2月13日発行
「同人雑誌季評」
◆勝又浩氏「文と事と人」
大野光生「迎え水」(「飃」84号、宇部市)、村田信子「海辺の駅の伝言板」(「みまん」、東久留米市)、山本恵子「弁財天の里」(「檸檬」22号、富山市)、二上法幸「あきちゃんとゲン」(「アルカイド」41号、大阪市)、山脇一利「金色のさかな」(「AMAZON」442号、尼崎市)、河井愀三「無窮動」(「龍舌蘭」179号、宮崎市)、福島弘子「タワー」(「時空」33号、横浜市)、同誌より平野潤子「桃」、加村政子「故郷崩壊」(「海峡派」119号、北九州市)、関谷雄孝「狐の首」(「小説家」133号、国分寺市)
◆松本道介氏「”文学が好きなのかなあ”」
冒頭、今号執筆の松原新一さんと主宰の同人誌「すとろんぼり」について
刺賀秀子「追憶」(「小説家」133号、東京国分寺市)、中田重顕「夏の日日記」(「文宴」114号、三重県松阪市)、西田宣子「おんじい坂」(「季刊午前」43号、福岡市)、同誌より井本元義「その日のアルチュール」、泉紀子「貝のふうりん」(「風の道」4号、東京都)、本誌「季刊文科」50号より村田喜代子「楽園」
●「同人誌の現場から」投稿は以下
「知と情の融合を」久保田匡子(「カンテラ」発行人)・「同人誌というもの」山之内朗子(「まくた」発行人)・「『法螺』のうちそと」西向聡(『法螺』主宰)・「メタフィジックな世界へ」東谷貞夫(「風の森・編集長)・「同人雑誌の経済学」桑原文明(吉村昭研究会 事務局長)・「文芸同人誌の小説と現在の高校生の小説との距離」和田伸一郎(「クレーン」編集者)・「表現する者として」竹中忍(「北斗」主宰)

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 2月 1日(火)10時44分43秒
「西日本新聞」1月31日朝刊「西日本文学展望」長野秀樹氏筆
題「患者と医者」
河津武俊さん「雲の影」(『耳納連山』所収、鳥影社)、足立正男さん「ホス・ピク物語」(「竜舌蘭」180号、宮崎市)
『動物のいるはなし』(書肆草茫々発行、佐賀市)
「みずかがみ」6号(福岡市)より守静坊覚さん「彦山木練坊と阿蘇山竜女」、「火山地帯」164号(鹿児島県鹿屋市)より立石富生さん「思い出日和」と出利葉伊佐夫さん「親の重し」

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 1月14日(金)13時39分16秒
「讀賣新聞」(時評-小説)西日本地域版2011年1月11日(火)夕刊・松本常彦氏筆
題「初心語る手作り雑誌」
古岡孝信「風が哭く」(「二十一世紀」16号)、第七期「九州文学」12号の新鋭創作特集より森田高志「臭う檸檬」

投稿者:ひわき  投稿日:2011年 1月12日(水)17時41分50秒
「図書新聞」第2996号(2011年1月1日)「同人誌時評」(12月)たかとう匡子氏筆
題「現代詩と定型をめぐって」
「未來」第706号(未來短歌会)より大田美和「短歌は詩であり芸術であるという当たり前の事実について」、「第2次未定」第91号(未定俳句会)より村田由美子「多行形式私感」、「青磁」第27号(青磁の会)より定道明「リフレイン雑感-『浪』考」
「別冊關學文藝」第41号より今西富幸「思考する読書 vol.1」、「海」第82号より小久保修「半夏生の頃」、「小説家」第133号(小説家社)より関谷雄孝「狐の首」、「飢餓祭」第34号(「飢餓祭」の会)より辻純子「ふりこ」

「週刊読書人」第2871号(2011年1月7日)「文芸同人誌評」白川正芳氏筆
粟島哲夫「同人雑誌全国大会の旅」(「まくた」270号)、「紫苑」(仙台白百合学園高校)44号、「VIKING」719号より南広子「ボレロとカーディガン」、「婦人文芸」89号より菅原治子「太宰治とその死」、「文芸静岡」80号より前山隆「クロード・レヴィ=ストロース」
虎鮫龍「覆水盆に返る」(「サロン・ド・マロリーナ」2号)、浅田厚美「蛇香草」(「別冊関学文芸」41号)、渡辺利喜子「戦後の高村光太郎」(「作文」201号)、藤蔭道子『夜顔日記』(龍書房)、藤田寛「作家の宿命」(大河書房)
コピーを送ってくださった馬の骨さん、いつもありがとうございます。

「三田文學」第90巻 第104号・冬季号・2011.02.01発行
対談「新 同人雑誌評」勝又浩氏・伊藤氏貴氏
今号で取り上げられた作品
三神弘「葡萄売りの娘」(「猫町文庫」第1集、甲府市)、水木亮「浪花節」(「猫町文庫」第1集、甲府市)、五十嵐勉「夏の光像」(「猫町文庫」第1集、甲府市)、西田宣子「おんじい坂」(「季刊午前」43号、福岡市)、井本元義「その日のアルチュール」(「季刊午前」43号、福岡市)、丸山修身「どぶろく天井」(「文芸復興」122号、東京都)、中絵馬「マジワル」(「まくた」269号、横浜市)、塚越淑行「豆腐屋の女」(「まくた」269号、横浜市)、山之内朗子「遠ざかりゆく」(「まくた」269号、横浜市)、高橋陽子「さちあれ」(「せる」84号、東大阪市)、沢崎元美「市場の先の橋を渡って」(「月水金」34号、横浜市)、沢井淳「祭囃子」(「私人」70号、東京都)、西尾知子「豆電球」(「午前」88号、福岡市)、関野みち子「サンマを産む」(「ぱさーじゅ」23号、大阪市)、野坂喜美「土蔵の記憶」(「米子文学」58号、鳥取県米子市)、塩見佐恵子「十年日記」(「米子文学」58号、鳥取県米子市)、佐々木国広「午前零時のゴリ」(「たまゆら」80号、滋賀県東近江市)、千田よう子「小さな窓」(「じゅん文学」65号、名古屋市)、三東崇昇「水晶川」(「九州文学」11号、福岡県中間市)、岡本隆「ゼニゴケの庭」(「あとらす」22号、東京都)、難波田節子「遠ざかる日々」(「季刊遠近」40号、東京都)、曾根登美子「もし、……。」(「法螺」63号、大阪府交野市)、飛田一歩「千川の椅子」(「湧水」46号、東京都)、山口馨「風景」(「渤海」60号、富山市)、川本和佳「流れる」(「河」156号、東京都)、竹内英海「蟻の走る家」(「AMAZON」443号、尼崎市)、森桜子「私と彼女の作り方」(「法政文芸」6号、東京都)
ベスト3
伊藤氏:1番は塚越淑行「豆腐屋の女」(「まくた」)・2番は高橋陽子「さちあれ」(「せる」)・3番は丸山修身「どぶろく天井」(「文芸復興」)、森桜子「私と彼女の作り方」(「法政文芸」)も迷う
勝又氏:1番は三神弘「葡萄売りの娘」(「猫町文庫」)・2番は塚越淑行「豆腐屋の女」(「まくた」)・3番は飛田一歩「千川の椅子」(「湧水」)、丸山修身「どぶろく天井」(「文芸復興」)も良かった